引き続き
おしどりマコさんの
8年に渡る原発取材報告、
和歌山県串本町のおはなしから。
ドイツのコメディのまとめ。
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阪神大震災後の避難所。(マコさんは神戸出身)
どこも悪くないのに死にたいという友人がいる一方、大学で病院に行くと余命何ヶ月といわれる癌患者さんが神戸の被災者だと知ると「がんばって!元気出して!」と励ましてくれた。
健康とはどこにも怪我や病気のない状態だと思っていた。どこも悪くないが死にたい友人、末期癌の患者さんをみたときに、元気に笑って生きていけることが重要だと思った。
医学部生命科学科で研究するのは面白かったが、避難所に慰問に来ているミュージシャンや芸人が来ると死にたいという友人が笑顔になるのをみて、芸人になってみようと考えた。
大学を中退し、芸人になったことも、芸人をしながら取材をはじめたこともわたしの中では一貫している。
みんなで笑って生きていくにはどうしたらいいか?
ドイツにはスケッチという風刺をするコントがある。スケッチで社会の状況を若い人たちが知る。
日本の漫才は太夫と才蔵、奉納芸がルーツ。
スタンダップコメディは宮廷道化師がルーツ。王様に唯一耳の痛いことをユーモアを交え言えるのが道化師。いい政治ができるかどうかはいい宮廷道化師がいるかどうかで決まった。
ポーランドではいい政治をさせたと宮廷道化師の銅像があるくらい。
トランプでキング(王様)に勝てるのはジョーカー、宮廷道化師。
ロンドンに武者修行にいったとき、日本は何の風刺が多いのか聞かれた。
英国では王室、政治、人種差別専門、様々なジャンヌにコメディハウスが分かれている。
日本のコメディについて説明すると、「それはコメディじゃない、ピエロだ」
「コメディ、お笑いというのは人類が持つ最高の武器、常に何かと闘って風刺するもの」とイギリスのコメディアンに言われた。
ドイツによる日本の原発事故の風刺。
山下俊一先生が原発事故のあと「笑っている人には放射能はこない」と福島県民に説明したのが何年経っても風刺されている。
今年、1月28日に東京新聞が山下俊一先生の発言の同じ日に政府に「深刻な影響があります」と伝えていたと報道。
情報開示請求で出てきた。
3日後くらいにドイツに行き、そのことを話すと「なぜ今頃新聞記事になるのか?2011年になってないのか?日本人はにこにこしてる人に被ばくの影響はないとまともに受け取っていたのですか?」
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ー(日本が)やってることぜんぶコメディみたいになってるよね。(ケンさん)
ーうん、壮大なコントみたいになってる。
(マコさん)
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わたしも、震災、原発事故のあとから、国、東電、とっても偉い地位も名誉もある方々言動が、現実があまりにもツッコミどころ満載のコント過ぎて、、TVのバラエティで笑えなくなったという。。
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漫才の師匠、
いとしこいし先生のお話も。
ー第二次世界大戦を経験した師匠方から渡された国策漫才の本。当時の師匠方は国策漫才を嫌々していたのか天皇陛下のために死ぬことが正しいと思っていたのか聞いた。「芸人は国のために喋るな目の前のお客さんの幸せのために喋れ、そこを間違えたらあかん」
ーこいし先生は戦争中は志願兵制として陸軍の少年兵に。終戦は広島で迎え原爆にもあった。お兄さんが亡くなりしばらく経ち、戦争体験を話す平和公演を始めた。その頃お世話になった。
ーその話をしばらく忘れていたが、原発事故後、TV業界の芸能人が自分の家族は逃しながら舞台の直前までインターネットで検索し事故の心配しているのに、お客さんの前ではなにもないように、原発と爆発という言葉を使うなという自主規制のもと仕事をしているのをみて思い出した。
目の前のお客様のために喋るとはどういうことなのか考えた。
(おしどりマコさん)