★来週月曜日韓国の4大祝日~開天節
10月3日は韓国の4大祝日の一つの開天節(建国記念日)らしい。
日本も最近は涼しいし、旅行するなら最適の季節だろう。
昔々僕が韓国に留学していた頃、ちょうど4大祝日の一つの3.1節の日だった。
当時は、ちょうど竹島問題でかなりもめてた頃(そういっても切手騒動の時ではない。大体、竹島の問題は2-3年に一度はなんか揉めてる)で、ソウル市内じゃ結構反日のデモ行進が見れた。
わざわざ反日デモの近くまで行くほど、命知らずじゃないので、家でテレビを見ていた。この日はやはり韓国人にとっては「特別な祝日」らしく、テレビも反日絡みの番組が結構多い。
その時は長時間(といっても3時間くらい?)ドラマで「安重根」をやっていた。
当時の僕の韓国語のレベルは、今と比べると相当低かったから、言ってる内容は余り理解できなかった。
まあ、映像から大体類推は出来るので、語学勉強ついでで暫く見ていたが…なんかが違う。
詳しく調べれば可笑しいところは多いんだろうけど、殆ど韓国語が分からなかった当時の僕でも分かったのは、ドラマの中では、伊藤博文が凄い「絶対的権力者」になっていたことだった。
当時の伊藤博文の置かれていた立場と言うのは、少なくとも「絶対的な権力者」ではなかったことは周知の事実。むしろ、若手の小村寿太郎とかに主導権を握られていた感じすらする。
ドラマの中で伊藤は何かの会議(多分、これからの朝鮮半島の扱いについてかなんかを韓国政府の首脳と話し合うような会議)で議論が紛糾し始めると、いきなり日本刀を抜いて
「ワシに従わんとこの日本刀でたたき切るぞ!」
とかなんとか言っていた…まるでファンタジー小説の世界。
まあ、安重根が主人公のドラマだから、独裁的で悪辣な伊藤を殺しました。めでたしめでたし…じゃないと盛り上がりに欠けるんだろうね。
別に大した権力者じゃないし、若手は好き勝手にやってるのを止める事も出来ないけど、何かしらんけど、安さんは伊藤さんを殺しました…じゃ感動が半減するという事かも知れない。
しかし、問題はこうしたドラマが韓国人の対日意識を育ててるってことだろう。
日本人だって、ついつい大河ドラマとかのイメージで歴史上の人物は判断しがちだが、結構敵味方両方が主人公になる場合もあるが、韓国じゃ伊藤は吉良上野介並に悪役専門だからなあ…
ま、これが向こうの反日の原因の一つになっているのも事実だろう。