『武田惟精の株価予測』

『武田惟精の株価予測』

武田惟精(いせい)60年間の株価の研究の結果、完成した二段波動理論に基づく株価予測の手法を公開して、
皆様の株式運用に少しでも、お役に立てれば幸いだと思っています。

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[10/11惟明 記]


連載も一段落し、これからについてですが、武田先生はこのブログをできる限り続けていって欲しいと私に託したので、できる限り続けていきたいと思っているのですが、実は私には持病があり厳しい状態が続いています。しばらく治療に専念し、少し休みたいと考えています。


病状の悪化により体力・思考力ともに減退しており、実はかなり前から連続して更新することが難しい状態でありました。
近年は文章を推敲することも難しくなっており、文章を練ることも出来ない為、判り難いところがあったかもしれません、申しわけなく思っております。


病状が改善次第、再開したいと考えていますが、現状をみるに数ヶ月はかかってしまうと思われます。


今まで読んで下さった方、ありがとうございました。
コメント・メール下さった方、ありがとうございました。なかなか返信することができず申し訳ありませんでした。すべて読んでおります。

それではまた。


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[10/6惟明 記]


「六甲伝 大綱」、最終回です。[「六甲伝大綱」一覧


本日で最終回となります。六甲伝についてその大要を述べることをテーマとし、また相場雑学を加味し、初心者にもやさしい、分かりやすい…、為になる…、コラムを書いてきたつもりですがいかがだったでしょうか…。


随分と長い連載になってしまいましたが、六甲伝には二百を超える章句が収録されており、本連載でも全ては紹介しておりません。ですが、六甲伝の根幹部分はほぼカバーしています。


そもそも六甲伝には、大昔の市場環境特有の概念に則した章句や、明治以前の風俗や生活習慣に根ざした章句も多い為、そういったものは省いております。武田先生もそういったものは著書に収録しませんでした。
また、穀物相場・定期相場特有の概念にかかる章句についても概ね省きました。このブログは基本的に株相場をテーマとしており、また商品相場(特に穀物相場)は現状を見るに投資不適格です。武田先生も同様の考えでした。


武田先生は六甲伝を愛していたので、長期にわたり独自の研究を重ねていました。
というのも六甲伝は明治以前は写本で流通していた私文書なので、編纂、成立の過程で、写し間違えや脱字、脱文、重複などが起き、ところどころ意味が判らなくなっているからです。判らないところは過去の史料や古老の口伝、口碑などにより推察するしかありません。
私は武田先生の弟子であり、ここは武田先生の公式サイトであるので当然、武田先生の解釈を優先しています。
探求者である私は、不可解な部分について先生に質したことがありますが、先生は「専門家にそう聞いた」とよく言っておられました。


先生は日本相場界の古老であったので(先生は1926年生まれ)、多くの相場の専門家と親交がありました。昔ながらの相場師系、相場技術論系、テクニカルアナリスト系……etc。
そもそも先生はNTAA(日本テクニカルアナリスト協会)の設立時メンバーであり、現在、伝説となったような大物相場研究者ほぼ全てと親交があり旧知の仲でありました。初期NTAAには伝説的研究家 一目山人の直弟子が複数在籍していた為、私は一目均衡表について質問したことがありましたが先生は一目均衡表の伝承系統についても驚くほど熟知していました。初代一目山人、二世一目山人、師弟関係、共に活動していた人々、どの程度関わっていたのか…など。それは先生がその時代を生き、ナマで見ていたことなので生々しさありました。
また、先生は数々の大物相場師とも実際に会い、交流していたので、そういった方々からも口伝を得ていました。


数々の伝説的専門家と親交があった先生が、そう言われるのであれば、私としては言うことはございません。ましてやここは先生のサイトです。


先生は多くの相場師と交流していたので、それらの相場師が六甲伝を読んでいたことを知っていました。だから六甲伝を考究した。
先生には複数の著作がありますが、やはり一番気に入っているのは六甲伝の著作と言っておられました。
武田流相場売買術は六甲伝を中核に据えているので、少しでも六甲伝そして先生の売買術が残っていけばなぁ…と思っております。


最後になりましたが、今までこの連載を読んで下さった方、ありがとうございました。
コメント・メール下さった方、ありがとうございました。
あまり一般受けしない…特異な観点からの連載記事であったと思いますが、なにか参考になったのであれば嬉しく思います。


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[10/1惟明 記]


「六甲伝 大綱」、第145回です。[「六甲伝大綱」一覧
今回で、この連載はほぼ終わりです。あと一回ありますが六甲伝の内容自体については最後です。


以下は、第144回(前回)の六甲伝章句(平常の気構え)の現代語訳です。


  【平常の気構え(現代語訳)】
普段、売買していない時でも、相場の実体波動が陰性であるのか?、陽性であるのか?、又は高保ち合いか?、安保ち合いか?、あるいは上げ(下げ)始めて何ヶ月経ったのか?、上げ月・下げ月の癖は出ているのか?、天底から何割上げ(下げ)たのか?、サイクル、月癖日癖からみてどうなのか?、相場の呼吸・変動率・日柄分析・鞘からみてどうなのか?、自分の考えが果たして六甲伝の商律に合っているのかいないのか?、再三再四調査を重ね、機を狙う姿勢で居ること。これ、相場師の平常の心得である。

これらの章句は、玉がない時の日常の気構えについて述べている章句で、六甲伝の“考え方”、“何を見ているのか”、が分かります。六甲伝全篇を通読したうえで意を汲み取れば、上記に、通いか?運びか?、位取り、アノマリー(季節性)、不時の急落(前回参照)も加えるべきでしょう。


相場商いというものは仕掛ける前にある程度、勝負が決まっているところがあります。
相場勝者への道のまず第一歩はカモ(底辺)からの脱却であり、ド素人(カモ)に倣って“仕掛ける前”を軽視し、漫然と開戦すれば、戦う前から既に負けているも同じ。“仕掛ける前”の日々の気構え(姿勢)が勝敗の差となって現れる。


「勝兵は、先ず勝ちて後、戦いを求め、敗兵は、先ず戦いて後、勝を求む」(孫子)

「戦いにおける最大の過失は、戦力と準備の不足を軍隊の精神力によって補おうとすることである」(クラウゼヴィッツ)

「プロは徹底して準備をする。準備に準備を重ねる。自分を鍛えに鍛える。そうして勝負の場に臨むから,プロは成功するのである。アマは準備らしい準備をほとんどせず,まあ,うまくいけば勝てるだろうと,安易な気持ちで勝負に臨む。この差が勝敗の差となって表れてくるのである。」(藤尾秀昭)


『投機術とは機を待ち“反応する”こと』――と述べたのは《伝説の投機王》リバモアですが、待つ間の気構えと準備で反応できるかが決まってくる。
「相場とはとどのつまり“待つ”こと」などとも云われますが、日頃から“気”を入れていないと反応は起きないものです。


「相場とは、『待つ』ことと見つけたり」(鏑木繁)

「最も重要なのは、絶好の時が来るまで静かに座っていることだ」(ジェシー・リバモア)

「辛抱づよく機を待ち、勇気をもって迅速に機に乗じ、考えを柔軟に転心を自在とすること」(本間宗久-意訳-

「機を見るは難からず乗ずるが難しい」(鈴木隆)


歴史上、桁違いに儲けた相場師は、みな“機”を掴むのが上手かった。福澤桃介、鈴木隆、山崎種二、是川銀蔵、石井独眼流…etc。
ソロス、リバモア、テンプルトン、オニール……バフェットさえも“機”を掴むのが上手かった。
実は調べてみると判るんですが、現代のトレーダー……今現在活躍されている億トレーダーの方々も“機”を掴むのが上手い人が多い。それも何度も掴んでいる。普段の売買では大して儲けておらず“機”を掴んだ時に資産を爆発的に増やしている。
今は高度情報化時代であり、億トレーダーの方々の資産増加の推移も容易に手に入ります。興味がある方は調べてみると色々と“気づき”があるんではないでしょうか。


私がまだFPをやっていたとき、日本を代表する大相場師の直弟子の方に話を伺う機会がありましたが、「相場力とは観察力のことです。この能力がないと“天の時”が来ても掴めませんからね。上手い人は相場に寄り添うように観察している。待ち受けている。そして“天の時”を拾っているだけ。」と仰っていたのが印象に残っています。これが絶対的に正しいとは云いませんが、仲々おもしろい言い様ではあります。
上手い相場師は観察力・観察手法が優れており、待ち受けていて、“天の時”を拾っているだけだ…と。


相場売買の素養のある方の中にはこういった射幸性の高い考え方・やり方を嫌う人も多いですが、現実問題“天の時”を何度も掴んで成功したトレーダー・相場師は非常に多いのです。これは、ウネリ取り売買の開発者と云われる大相場師 鈴木隆先生も好んでいました。

[鈴木隆(1882-1978):明治~昭和初期に活躍した大相場師。兜町で「タの字の常勝将軍」と称された。最盛期の資産は2200億(現在価値換算)に達していたとされる。相場で成功後は政界にも進出、衆議院議員を五期、犬養内閣の会計監査を務めた]



実は相場というものは、意外と“機”が転がっているのです。多くはないが、相場に寄り添うように観察していればそれなりに有るものです。日々、気を入れて観察していれば、色々と観えてくるものです。
“相場で儲ける”とは、相場で儲かる生き方をする、ということです。


「平常売買の仕掛けなき時にても、再三再四調査を重ね 、機を狙ひ居るべし、これ 相場師 平常の心得なり」(六甲伝[平常の気構え](要約))



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[9/26 惟明 記]


●――平常の気構え

  【六甲伝原文】
平常売買の仕掛けなき時にても、相場の大体が陰にあるか陽にあるか、又は高保合か安持合か、或は繰方にしては如何 割合にしては如何、又廻合せ月癖日癖は如何、度数日数鞘は如何、我が考へ果して律に合ふや否やと、再三再四調査を重ね 、機を狙ひ居る可し、是相場師平常の心得なり

【現代語訳】
 普段、売買していない時でも、相場の実体波動が陰性であるのか?、陽性であるのか?、又は高保ち合いか?、安保ち合いか?、あるいは上げ(下げ)始めて何ヶ月経ったのか?、上げ月・下げ月の癖は出ているのか?、天底から何割上げ(下げ)たのか?、サイクル、月癖日癖からみてどうなのか?、相場の呼吸・変動率・日柄分析・鞘からみてどうなのか?、自分の考えが果たして六甲伝の商律に合っているのかいないのか?、再三再四調査を重ね、機を狙う気構えで居ること。これ、相場師の平常の心得である。
(※)意が明瞭なため抄訳は省略




[参考資料]●――毎日の極意(第52回より再掲)

  【六甲伝原文】
極意は毎日相場の足取りを気を付け、而して米の通ひか又は運びかを見分け、通ひの時は高値を売り安値を買ひ、又運びの時は相場の趣向に従ひ売買すべきなり、此見様は商内に白黒の違ひを生じ、一毛の差千里となるがゆゑに、篤と考へざるべからず

【現代語訳】
 極意は、毎日、相場の足取りを気を付け、相場が“通い相場”か“運び(放れ相場)”かを見分け、“通い相場”の時は高値を売り、安値を買い、また“運び”の時は相場の方向に従って売買すべきである。この見方によって相場売買は白黒の違いを生じさせ、最初の一歩を間違えると千里の差を生じさせると云われるように、大間違いを引き起こす。よくよく考えて下さい。

【抄訳】
 極意は、毎日、相場に気を付け、相場が“通い相場”か“運び(放れ相場)”かを見分け、“通い相場”の時は高値を売り、安値を買い、また“運び”の時は相場の方向に従って売買することである。


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[9/21惟明 記]


「六甲伝 大綱」、第143回です。[「六甲伝大綱」一覧
この連載もいよいよ終わりに近づいてまいりました。


以下は、前回(第142回)の六甲伝章句の訳文一覧です。


  【三十丁高下(現代語訳)】
ふいに二~三十丁も急落した時は買うこと。天井前のことなら尚のこと買うべきだが、たとえ天井を打った相場であっても、高値に行き止まってからさほど日柄を経ていないときに急落したならば、大丈夫という気持ちで買うこと。この様な場合は天井を打ったように見える相場でも、間もなく引き返し、上げるものである。その時は油断なく売ること。しかし余程、機敏に売買しなければ失敗し損となるだろう。よく考えて行うこと。

  【急下げの米(現代語訳)】
売りを仕掛ける間も無いほど急速に下落した相場は、また急に引き返すものである。但し月末相場はそうでないこともある。

  【気先き相場(現代語訳)】
輸入情勢や晴雨の天変などの材料により、雷同し勢いよく急上昇・急下落した相場は、長くはその値段を保たないものである。

  【不時氣構え(現代語訳)】
不時の災厄・風雨等の材料に気を患い、相場の大見込みを変更しないこと。

  【不意の事情(現代語訳)】
いかなる高下といえど、六甲伝の商律から漏れることはない。どの様な高下・変動が起きようとも、月数、日数、呼吸、割合、繰り方、廻合い、度数、および月癖日癖、鞘の上下等を引き合わせ、とくと落ち着いて判断すること。
たとえ如何なる不意の出来事に遭遇したとしても、狼狽して横道に迷うようなことが無いようにすること。

上記章句はどれも、相場の突発的な急高下に関連があるもので、特に急落の場合、「三十丁高下」「急下げの米」「気先き相場」「不時氣構え」などの章句をみるに六甲伝では買うことを強く推奨しています。


まぁ昔からよく云われていることです。相場は、売る間もなく“暴落したら買い”です。(特に天変地異の場合は)
昔から相場師はよくこういったものを利用して利殖を行っていました。これだけやって成功した相場師も多くいます。六十年以上も相場を張り「相場売買とはとどのつまり暴落買い」と結論づけた相場師もいます。
大相場師 鈴木隆先生もこのやり方を好んでおり、著書に「異変相場の活動」という一つの項をもうけ大きくページを割いている。以下抜粋。

震火風水の地異天変が財界に及ぼす影響、並びに関係会社に波及する利害の度合等によって株式は多くは実質以上に、騰落するのが常態である。…明治四三年九月の東京の大水禍、大正十二年九月一日の関東大震災、今回昭和二三年六月の福井大震災にしても、皆 同一の心理作用に起因して、株相場への影響は一時行過ぎとなる。この実証体験が古来から一つの格言となって、“天災不意の波瀾には十度逆らえば九度十度共 利を見る” と教えている。私の四十年の経験でも、先ずそうであると信じている。然し 此の十度の内 九度十度 利を見る、といったのは古来からの言葉であるから、その時代と今とでは、被害損傷の程度を確認するのに時間的に雲泥の差、又その報知機関も天地の差があるから、相場の行き過ぎが十日間下がったものの、三日 乃至 五日で真相相場となる。という訳である。今日では十度の内 九度十度 利を得る訳には行かないようだ。私も確固たる統計は取らない。又 持たないから読者を誤らせ 又 迷わす様な不確実な事は避けるが、然し大体論として、崩落が十度の内 安値を逆らえば 六 七度位は相当の利得を見る。と言っても間違いは先ずあるまいと思う。(鈴木隆)[鈴木・中村,1999,164]

[鈴木隆(1882-1978):明治~昭和初期に活躍した大相場師。兜町で「タの字の常勝将軍」と称された。最盛期の資産は2200億(現在価値換算)に達していたとされる。相場で成功後は政界にも進出、衆議院議員を五期、犬養内閣の会計監査を務めた]



私はFPをやっていたことがあるので数多くの投資家の話を聞く機会がありましたが、昔からこれだけやっている資産家にはよく遭いました。これだけやっている相場師集団というのもありました。
今は、Eワラントやオプションもありますから一般投資家にも更にチャンスが拡がっているといえます。


ただ、単純なやり方ではありますが、それでもある程度の勉強は必要です。
特に株の場合、変動要因が商品よりも多く、暴落後の反応もやや複雑です。株は、ふいに急落したら…下がったらとりあえず買えばいいというものでもない。暴落を買い下がって破滅した投資家の例は多くあります。


「単なる逆張り投資は、追随投資(ただ上がっているから買う投資)と同じくらいに愚かだ」(ウォーレン・バフェット)


色々と学び様はあるのでしょうが、昔、これだけをやっている相場師集団の幹部の方に話を伺ったことがあり、「過去の場帳と新聞を用意して、見比べながら何十年分かのグラフを描くといいですよ、カンがはたらくようになります」と言っていたのが印象に残っています。
もっともこれも、昔から識者間ではよく行われていることではあります。武田先生もやっていました。六甲伝にもこのことを示唆する章句があります(章句[相場の割り方]、既出-第45回・第140回)

  【六甲伝-相場の割り方-】(抄録)
相場 高値より何割下げにて安留り、又 安値より何割上げにて高値留り、…又 何の不時、何の天災にて、何割高下せりと算勘するを割方と云ふ

古伝相場売買術を使う相場師は過去のグラフや場帳を大量に書く人が多い。これをやると相場感覚が溜まるのです。武田先生も大量のグラフを描いていました。
(もっとも日本古伝の芸事的売買は、その訓練法[この場合は書き方]にも一派固有の秘伝があるもので、それは師から弟子へと口伝で受け継がれていくものであり公になることは殆どありません。武田先生は多くの相場師と親交があったので私も複数人に聞く機会がありましたが、みな細かい違いがありました。なぜそうなったのか聞いてみると、プロでも考え方の違いがあり面白いものです。こういった微妙な感覚を伴うアナログ的ノウハウは単純に字面だけ見て理解すると本質を見誤る可能性がある)


ちなみにウォーレン・バフェットはコロンビア大学入学後に図書館で1929年以降の古新聞をすべて読んでいます(バフェットいわく「古新聞を読むのは堪らなくおもしろい」)。10代のバフェットはテクニカル分析に没頭しており大量の株価チャートを描いていました。当然、バフェットは古新聞を読みながらチャートを見て比べたことでしょう。
(バフェットは11歳から株取引を行っていましたが10代はテクニカル分析により売買しており、17歳の時にはバロンズにテクニカル分析の論文を寄稿するほど傾倒していました)


また前述の幹部の方ですが、「短期足よりも月足以上の長期足を見たり描いたりするといいですよ」と言っていたのも印象に残っています。
この方は、一財産を作った知る人ぞ知る投資家でしたが、
「このやり方は費用(時間・手間・各種負担)に対するリターンという意味では最強ではないだろうか」
「絶対に暴落に巻き込まれない投資法を知っていますか?、それは暴落時だけ投資することです(笑)」
「このやり方に限らず、相場で儲かるのは人の感情が爆発した時…動かずにはおられんようになる時、だけではないだろうか」
などなど仲々含蓄のあることを言っておられました。


ちなみに、過去にも述べましたが月足以上の長期足を重視するというのは古伝の技術的売買を好む古い型の相場師によくみられる特徴で、この手の相場師は、短期売買派、中長期売買派、問わず月足以上の箱足を重視します。
波動売買、相場のウネリを取る売買で、これらの道具の使い方を知らないならばインチキと言ってもいいぐらいです。


波動売買の名人である武田先生も月足を非常に重視していました。波動は月足で見よ、とよく言われたものです。先生は年足も見ていた。
実際に多くの大物相場師の教えを受けた相場の古老 鏑木繁(この方は先生と知己でありました)は、「財産をつくるには月足単位で相場を見ていくしかない」との言を残しました。
少し前の相場師に彦谷直児という方がおられますが(この方も先生と知己でありました)、「私が門外不出として大切にしている秘法があるとするならば、それは年足である」との言を残しました。
ウネリ取り売買の考案者と云われる大相場師 鈴木隆(この方も先生と知己でありました)も月足・年足を重視していました。
伝説の大相場師 山崎種二は一代足を引いていました。(先生は山種とも面識がありました)
《繊維相場の神様》と称された越後正一も一代足を重視していました。
100億儲けたという商品相場の雄 坂本嘉山氏も一代足を重視していました。
相場の大家は道具にも秘伝があるものです。


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