「和希君の置手紙ととも引き出しの底
に隠してあったんだ。それをこの前見つけた。」
「どうしてそんな事を?」
「手紙にはもし自分が死んだら、SSは埋もれてしまうかも
しれないと書いてあった。だから、未来の平和の為に
使ってほしいと。」
「なんで、オリジナルの方を持っていれば、
死なずに済んだかもしれないじゃないか!」
「そうかもしれない。だが、ゴレフスたち相手に
無傷で帰れるとは思わなかったんだろう。
だから、和希君はまた誰かに悪用されるよりも
信頼できる人に使ってほしいと思ったのかも
しれない。」
「子供を巻き込むのかよ!」
「だが、ゴレフス一家はもうなくなった。
それに、直也に力があるとは限らない。」
「そうだが、夏希さんにはどういうんだ?」
「待って。」
直也は声を上げた。