アメリカのドラッグ・ストアのチェーン店、ウォールグリーンに行ったら、入り口に5、6人の人が立っている。
なんだろうと思い近づくとガラス戸にこんな貼り紙が。
「ランチ休憩の為閉店、1時半から2時まで」
コロナ以降深刻な人材不足に影響がここにもか、とちょっと驚いた。
幸い2時まであと5分。
処方箋の薬が準備できたと連絡が来たからこのまま待つことにした。
待ちきれずに帰る人もいる。
白髪の男の人は「ここには16年間来ているけど、こんなことは初めてだ!」と不満そう。
薬局だけではなく、モール内の洋服屋さんやレストランなどでも人手が足りないところが増えている。
アメリカの商工会議所による興味深い記事がこちら。
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2022年には50ミリオンの人が仕事を辞めた。
50ミリオンって言ったら、5000万人。
そんなたくさんの人がコロナで人生を見直し、より良い賃金、より良い保険などのベネフィット、仕事尽くめではないバランスの取れた生活を求めて退職した。
職種はたくさんあるのに人手が足りない。
コロナで明日がどうなるかもわからない不安な日々を過ごした大多数の人が、そのままの理不尽な仕事を続けて死ぬのはいやだと生き方を変えた結果の人材不足。
仕方ないよね、わたしだってやりたくない仕事はしたくないもん。
でも薬局のような大事な小売店にまで影響が及んでいるのは知らなかったから驚いた。
アメリカの人口は緩やかなカーブだけれど増えている。人は減っていない。
でも人手は足りない。
職を選べるのはいいことだけど、ほんとに今からまで働いてた人はどこに行っちゃったんだろうね、と思う。
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