ここ何ヶ月か気に入ってよく聴いていたオーストラリアのバンド、ポンドを観に行ってきた。
小さい小屋だったけど、わりと早めに着いたのでいつものように最前列で始まるのを待つ。
前座は1組だけ、全然期待してなかったけどものすごーくよかった。
1時間ぐらい経って、ローディーが何度かドラムやマイクの音をチェックしてやっとポンドが出てきた。
ボーカルのニック、小さい!年末に緑色だった髪の毛はもうシルバーになってる。
破けたカンフーシューズを黒いガムテープでぐるぐる巻きにして履いてる。
顔にラメを塗ってる。可愛い。170cmなさそう。
ツアー続きで声出るのかなあなんて思ってたけど、1曲めの「30、000メガトン」からそんなのは取越し苦労だってわかった。
高音もすごく出てる。
あのひらがなのステッカー貼ってる、ダコタレッドと言われる深い赤のムスタングを持ってる。バイオリン・ベースを除いては、ギターはそれしか持ってるのを見たことないんだけど、一台を大事にしてるのはなかなか好感が持てるよ。
そしてすごく身軽なの。片足で立ったまま歌ったりキックしたり踊ったり、近くに来た時にモニターに手をついたので思わずその手をそっと握ってしまった。
ニックは気にせず歌に集中してる。
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に出てくるいたずらな妖精のパックみたい。
3曲めだったか、ニックが歌いながらわたしの前に来た。おお、近い!って思ってすぐ、歌いながらフツーに頭をくっつけてきたので片手で頭をそっと抱き寄せちゃった。
ふと見ると周りはみんな少し驚いて、でも嬉しそうにニコニコしてる人ばかりが目に入った。
となりにいてずっと写真を撮ってた女の子も頷きながら笑ってる。
ニックはまた歌って踊りながら今度はステージの右手に行って、後ろ向きに仰け反り過ぎてステージから落ちていた。笑
みんなダイブをした人を支えるみたいに手を伸ばしていたから、すぐに立ち直ってまたステージに戻ってきたけど。
コンサートは音もよくニックもいつも手を伸ばせば触れそうなほど近く、バンドが出す重たい音にどっぷり浸れた。
好きな曲は全部聴けた。
アンコールの後みんなが手を振りながら帰ってゆく。
ギターとシンセサイザーを担当してるジョーが、メンバーの足元に黒いガムテープで貼られてたセットリストを剥がしては手を伸ばしているファンに渡してる。わたしも一生懸命に手を伸ばして、ベースのジェイの足元にあったセットリストをもらっちゃった。
今日は最初から絶対セットリストもらって帰ろうと思ってたし、絶対もらえるって思ってた。
知らない女の子が写真を撮らせてというので両手で持って見せてあげた。
買ったポスターの間に丁寧に丸めたセットリストを入れてベニューを出た。
いいコンサートだったなあー。
今まで1番良かったのは、フェニックスのボーカル、トマに触った5年ぐらい前のライブだったけど、あの夜のポンドが今は1番心に残った。
もちろんツアーTシャツ買っちゃったよ。ポスターも。うひひ。
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