この前、やっとのことで古代ギリシャ展に行ってきた。
こういう美術館とか芸術に触れるの、ひさしぶり。
退屈するかなーと心配したりもしたけど、
卒業旅行でギリシャに行った経験もあり、
オープニングの映像の中で実際訪れた場所が映し出され、
なんだか一気に引き込まれた。
印象に残っているのは
展示されていた彫刻や坪のその人物に表情は無くて、
体のラインに違いはあるけど、どれも涼しい表情のものばかり。
それが気になったあたりから不思議だなーと思っていたら、
解説文の中に今から2500年とか3000年前の西洋では
「個性<不変性が美徳とされていた」とあった。
あとは紀元前の世界においても、
五体満足でない人が、その体を商売道具にして
芸者として生計をたてていたということ。
ギリシャに行ったとき、そういう光景とかジプシーの多さに
すごく戸惑っていたことを思い出した。
あの頃はギリシャに来た!ってことに満足して
建築物の芸術性とか価値を(今でも十分には分かっていないだろうけど)
今以上に浅い感覚で味わっていた気がする~。
残暑が厳しい9月半ば。
芸術の秋に相応しい1日だったな。