明日からおばあちゃんと2泊の東北旅行に行くはずだったけど
今回はキャンセルした。
おばあちゃんは人一倍頑固者で、今年78歳を迎える今でも
娘=私のお母さんと喧嘩するほど我が強い。
人や食べ物や場所に好き嫌いがハッキリある。
17年前くらいからは隣のアパートに住んでいるものの、
日常生活はぜーんぶ自分でこなす。
商社の寮母さんを20年近くしてきたおばあちゃんの料理の腕前はピカイチ。
ほんとにおいしい和食を作ることができる。
今こそだいぶ回数は減ったもののお赤飯やおはぎ、筍のシーズンになれば
筍ご飯や煮物などなど。
私がこのうちに産まれてきて良かったと実感しやすい項目上位がご飯のおいしさ。
おばあちゃん、その娘のお母さんのおかげ。
幼少時代に戦争を生き抜いて、モテモテだったおじいちゃんと早くに
結婚して色々とゴタゴタがあって、おじいちゃんと別居してからは
節約しながら自力で生きてぬいてきたという自負がある。
そういうスタイルは生活が落ち着いた今も変わらずに慎ましく暮らしをしている。
そんなおばあちゃんのやりたいこと、それが旅行。
ただ旅行に行く機会は少なくて、というものおばあちゃん自身の行きたい気持ちに
波があるし、体調もある。
だから今回は大好きな孫(私にだけは甘い・・)と行ける初めての旅行を楽しみにしていた。
地震が起きたのは3日前。
昨日の段階では行こうという判断だったけど、連日のニュースと周りの反対から
今日キャンセルすることに決めた。
未だ行方が分からない人がいるし余震が続いて油断を許さない現状。
冷静になれば、その地に遊びに行く気にはとてもなれない。
また企画して行こうと言っても「その頃にゃあわたしはこの世にいないよ」
と憎まれ口たたくおばあちゃんにイラっとしたことをなおに話すと、
「相当楽しみにしてたみたいだし仕様が無いよー」と。
自分だけ幸せでもその幸せを感じる時間は長くないしそもそもそれは幸せなんかじゃない。
でもどこぞの誰かを思って悲しみに耽ることも少ない。
それでも。。
どうか1日も早く安心できる穏やかな暮らしが戻りますように。