こんにちは!

 

お知らせが遅くなりましたが

先月より新連載がスタートしています照れ

 

 

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
心理学者アルフレッド・アドラー博士の言葉にあるように、心理占星術のカウンセリング現場において、もっとも多く寄せられるお悩みのひとつが「対人関係」に類するものです。

職場、カップル、夫婦、親子、嫁姑、師弟など…

お互いの価値や態度が相容れないとき、そこに生まれる心情も相まると、解決の糸口が見えなくなってしまいがち。


ですが、どのような関係であっても、ホロスープという道具を用いると、人間同士の間に働いている心理的な力学を浮かび上がらせることができます。

 

それは、自分/相手の在り方を第三者的な視点で捉えるひとつのヒントを手に入れることに他なりません。

「わたし」という主観から離れ、関係性を眺めてみる

nicoの心理占星術では「デタッチするーー自分から離れた視点を得る」ことを繰り返し提案しています。そうすることで、はじめてお互いの立場や態度に対する気付きと理解が生まれ、良好な関係を築くための調整方法や改善していくためのアプロ―チを導けることができるのです。

この連載では、人間関係の力学をホロスコープで紐解きながら、相互の関係を成長させ、豊かな人生をつくるための提案まで、心理占星術ならではの手法をご紹介していきます。

 

 

第1回・前編
宇多田ヒカルファミリーに見る親子の180度

 

第1回は、宇多田ヒカルファミリーを取り上げ、家族間に働く関係性を紐解きながら、180度や90度のアスペクト、モダリティ(3つの活動区分)の補完がもたらす家族の成長プロセスを考えてみます。

まず前編では、親子の180度という配置から補完関係を、後半では、親子の90度から反発~自立のテーマを取り上げています。

 

 

 

180度の関係、相互補完となっている場合には、対向する相手からの刺激は怒りを生んだり、または羨望が依存を生んでしまうなど、心のパターンになりやすいことがわわかります。自分にはない相手の持つ真反対の性質を、自分の中で取り込み育てていくまでが、心の成長と解放へと向かう流れとなることが分かりました。

次回は、親子関係に欠かせない反発~自立のテーマである90度の関係を見ていきながら、愛着から出発に向けた関係を解説する予定です。

 

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生きた占星術を学ぼう!

星の知識を得るだけではなく

 人間心理への理解を深め
生きる方法と技術を学ぶ

 

46億年もの間、変わらぬ運行を続ける天体たち。
それらを扱う占星術も数千年と長い時間をかけて作り上げられたもの。

天体やサインが訴えかける象徴を理解することは、これまで語られることのなかった心の風景をありありと導き出すことにつながります。

ホロスコープの構造を理解することで、心の奥底でわたしが望んでいる人生、生きるべき物語を自分自身で描き出せるようになるでしょう。

そこで見えてきた新しい自己像を手にすると、人や世界の眺めもまったくちがって見えてきます。世界を知り、人を知り、そして自分自身を知ることで、わたしたちが目指すべき「well-being =より自分らしい在り方」へと近づくことができるのです。

つまり、占星術の学びとは、星の知識を得ることだけではなく、むしろ人生や人間への理解を深め、生き方の技術の学びともいえるのです。

独りでは決して得られない発想や気付きを得られる仲間との学びの場です。
皆さんとご一緒できるのを楽しみにしています。