この映画は、2006年に韓国で公開された作品です。

 

先日も少し書きましたが、

 

今週11月26日(日)にグランフロント大阪北館のナレッジシアターで大阪韓国映画祭があり、

 

私の目的としては、トークイベントで来日されたアン・ソンギ先生にお目にかかることでしたが、

 

このトークイベントの前に上映されたのが『ラジオスター』でした。

 

正直、ホントに観たかった映画は1本目の『殺戮にいたる山岳』だったんですけどもね~( ̄∀ ̄)

 

でも、アン・ソンギ先生にお目にかかれることの方がもっと大事なのでこちらの映画を選択(´艸`)

 

 

この映画はね、正直に申し上げますと、本当に先が読めてその通りに進む、そんな作品でした。

 

それが悪いとかと言うのではなく、安心して観ていられる、そんな映画というのかな?

 

監督はイ・ジュニクさんで、お友達も私もイ・ジュニク監督が好きなので、

 

映画を観る前に、監督の作品なのね~と、ちょっとテンションが上がり…ㅎㅎ

 

 

 

さて内容ですが、1988年、この年に名曲『雨とあなた』を発表したチェ・ゴン(パク・チュンフンさん扮)は、

 

この年の歌手王の座を獲得するも、その後は暴行事件に大麻事件と問題ばかり起こし、

 

今や場末のカフェでギターを弾きながら歌う生活。しかし、ゴンのスター意識は全く変わらず…。

 

そんなゴンの尻拭いを全てしてきたのが、ずっと一緒だったマネージャーのパク・ミンス(アン・ソンギさん扮)。

 

ある日ゴンは、カフェで歌った後に客ともめ、さらにゴンを責めるそのカフェの社長をも殴ってしまい留置場へ…。

 

ミンスは示談金のために走り回っていたが、そんな時、ある放送局の局長(ユ・ジュサンさん扮)に偶然会い、

 

江原道ヨンウォル(寧越)にある支局でDJをすれば、示談金を出してくれるという約束を取り付ける。

 

嫌々ミンスに連れられてヨンウォルに来て、はなから田舎での、しかもDJなんかとバカにしてやる気のないゴン。

 

何年も放送などしたことのなく、ゴンがDJをすることになったことを呆れる、あまり頼りにならなさそうな

 

ヨンウォル支局の支局長(チョン・ギュスさん扮)と放送技師(チョン・ソギョンさん扮)。

 

そして、同じく放送事故を起こしてヨンウォルに飛ばされてきたカンPD(チェ・ジョンユンさん扮)。

 

まとまりのないメンバーで放送を開始し、ゴンもやりたい放題するも、

 

そんなある日、ふざけて、コーヒーの配達に来たキム嬢を即席ゲストで登場させたところ、

 

彼女のオンマへのメッセージが共感を呼び、その日から番組はヨンウォルで大人気となり…。

 

 

 

というような始まりですね~

 

後は何となく想像できますか?ええ。想像通りです(*≧∀≦*)

 

でもね~やはり、想像通りなストーリーである場合、演技者にその実力がなければ、全然面白くないですね。

 

この映画は、何名かの登場人物を演じる方の俳優さんのお名前をあらすじの中で書きましたが、

 

この方々は主役ではない方が多いですが、ほとんどの方は今も、色んなドラマや映画で見る方ばかりですね~

 

 

主役のゴンを演じるパク・チュンフンさんは、私は…お初かな?と思うんですけども、

 

最初のシーンは、サングラスをかけてギターを弾きながらステージで歌う過去のシーンだったんですよね。

 

このシーンのチュンフンさんがね、うっすら、スタレビの根本要さんに見えまして候ㅋㅋㅋ

 

お顔の輪郭と髪型とギターを弾く姿が、なんか似てた(*≧∀≦*)

 

やる気がなく、何でもマネージャーのミンスに頼りっきりで、タバコすら一人で買いに行けないゴン。

 

そんなだらだらしたゴンを、チュンフンさんがとても自然に演じておられた気がします。

 

でもって、チュンフンさんって足が長いね~と、観ている間、ずっと思ってたんだけど…(´艸`)

 

 

そして、そんなわがままなゴンを支え続けているミンスを演じていたのが、アン・ソンギ先生。

 

とても気のいいアジョッシで、ゴンのために東奔西走し、妻と娘をも省みる余裕すらなく、

 

ただゴンのために生きているような、そんな人ですね。

 

とにかく明るく、いつでもゴンを盛り立てる、そんなコミカルな演技もまた上手なアン・ソンギ先生です~

 

機嫌のいい時は特に、つい口ずさんでしまう十八番の歌があり矢印   ゴンにもからかわれたりもします。

 

で、ミンスの妻は実は、過去に、ゴンのファンクラブの会長?をしていたんですよね(*≧∀≦*)

 

今はキムパプ屋さんを営んでいるのですが…。

 

そんな妻や娘にも気を遣い、ゴンを盛り立てるために奔走し、というマネージャーミンスは

 

とても誠実に見えるんですよね。

 

映画が終わった後、古家さんが僕もあんなマネージャーさんがほしいと…。

 

現在のマネージャーさんにご満足されていないのでしょうか?(´艸`)(そういう意味じゃないですねㅋㅋㅋ)

 

 

そして出てくる町の人たちも、とても素朴な人たちが多くて、

 

地方だけとはいえ、公共の電波を私有化しちゃう感じ?な番組になっていくのもとてもいいですね~

 

最初のキム嬢が泣かせるんですけど、最後の男の子にも泣かされます。

 

なんだかとてもほのぼのした映画なんですよね。

 

で、そんな田舎町だけど、唯一のロックバンドを結成している子たちがいて、ゴンをとても尊敬しています。

 

尊敬しすぎていつも番組に電話もかけてきちゃう(*≧∀≦*)

 

映画ではイーストリバーというバンド名ですが、実際はノーブレインという本物のバンドだそうですよ。

 

だから歌も演奏も上手なんだね~(´艸`)ナットク

 

このバンドの、映画の中での扱いがとてもいいんですよね。邪険にされすぎず、邪魔にもならず…で。

 

 

そしてね、ソウルの放送局の局長でゴンにDJの話を持ちかけるのがユ・ジュサンさん。

 

この方も脇役がほとんどですけど名優ですよね~

 

だ~け~ど~、ユ・ジュサンさんが『局長』役というだけで、顔を見合わせてちょっと喜んじゃう、

 

『アクシデント・カップル』バカの私たち(*≧∀≦*)

 

『アクシデント・カップル』の時は、局長は局長でも、郵便局長なんだけどねㅋㅋㅋㅋㅋ

 

あ、でね。この放送局ね。一応、韓国のMBCに似てる感じでMBSとなっていたんだと思うんですけど、

 

大阪ではMBSと言えば毎日放送なんだよね~(´艸`) それがなんだかおかしくってㅎㅎ

 

 

んで、ゴンの選曲にいつもノリノリな、中華料理屋さんの出前持ちの兄ちゃんがいるんですけど、

 

この方も色んなドラマや映画で見る方なんですよね~

 

それはいいんですけど、この中華料理屋さんで、この兄ちゃんはいつもコック長にどつかれてます(*≧∀≦*)

 

この兄ちゃんをどついてるコック長役が!イ・ジュニク監督~パチパチ ホント、登場するの好きね~おいで

 

 

 

うん。本当にほのぼのという言葉がぴったりな映画のように思います。

 

ものすごい悪いヤツが出てくるのでもなければ、ドロドロした内容でもなく、

 

中年のアジョッシたちの友情?愛情?もうそんなものを超えた、二人の絆に涙する映画かな~

 

 

ラストシーンについて、アン・ソンギ先生からお聞きしたことを書き残しておきたい気持ちも山々ですが、

 

やっぱりやめときますね~

 

知らなくても、色んなことが充分に伝わるシーンのような気がします(´∀`)

 

もう古い映画になりつつありますが、皆さんも機会があれば是非、ご覧になってみてくださいね~

 

レンタルにもあるようですので~

 

でもね。私にとってこの映画は、内容よりも(コラコラ)

 

アン・ソンギ先生とご一緒に観た、それだけで特別な映画となりましたラブ

 

え?何ですって?勘違い?(*≧∀≦*) 何とでも~ㅋㅋㅋ

 

だって、出演俳優さんとご一緒に、しかも名優とご一緒の空間で観るなんて、もう二度とない気がする。

 

死ぬまで自慢しそうです(´艸`)

 

 

 

私は今回、ゴンのヒット曲として何度もかかった歌『비와당신 雨とあなた』というのがとても心に残ったんです。

 

なんだろうな~?曲調が結構好きなタイプだからかな?と思います。

 

ゴン役のパク・チュンフンさんが歌う『비와당신 雨とあなた』

 

よろしければ、お聴きになってみてくださいね~公式ではないのでリンク切れになるかもしれませんが…。

 

 

日本語訳はこちらの方がして下さっています。矢印   (勝手にリンクさせて頂きましたぺこり

 

訳詞をされているこの方のこの記事の最後を読んでビックリ!

 

この映画って、イ・ジュニク監督と『王の男』のスタッフの再集結作品?(・∀・)エー

 

で、アン・ソンギ先生とパク・チュンフンさんって4回目の共演なの~ヽ(゜▽、゜)ノ そんなこと言ってたっけ?

 

 

 

最後に、日本語字幕はありませんが、予告編を貼っておきますね。

 

こちらも公式ではないのでリンク切れになるかもしれませんが…。ご参考に~