この映画は、昨年2016年2月に韓国で公開された作品です。

 

私は去年の4月頃に字幕なしで一度観ていて、その時に感想もアップしたのですが、矢印 

 

日本での公開は難しい映画かな~と思っていましたが、今年の7月頃に一部で公開されたんですよね。

 

で、その時は観に行けずだったのでとても残念だったのですが、この度、わが街でもホンの1週間ですけど、

 

公開されることになったので、嬉々として行って参りました(〃∇〃)

 

行ったのは今週水曜日で、心身ともにちょっとお疲れモードだったのですが、疲れているからこそ、

 

ハヌルっち見て、癒されようかと…(´艸`) いや、内容は全然癒されませんけどもね。

 

 

内容としてはですね、先ほどリンクした以前の記事に、ほぼ間違いはなかったですね。

 

でも、ハヌルさんが語りかと思っていたけど、これはドンジュ詩人の詩の朗読でしたね~( ̄∀ ̄)エヘ

 

やはり字幕が付いて見ると、当たり前だけどちゃんと内容がわかるので、このドンジュ詩人の詩を朗読する

 

ハヌルさんの声がものすごくよくて、ドンジュ詩人の詩がダイレクトに心に響くような感じでした。

 

この時代に生まれていなかったら、もっとたくさんの詩を残せたであろうし、そして何より、

 

ドンジュ詩人が生きている間にもっと評価もされたであろうと思うと、残念でなりませんね(*v.v)。

 

時代に起きたあれこれを、どちらかというと避けて通るタイプの私なので、何かを書くつもりもありませんが、

 

このような時代背景の作品を観るとやはり、心が苦しく、切なくなりますね。

 

どこの国を責めるというのではなく、そのような世間の流れが、人の心をも変えてしまうことが悲しいし、

 

そんな中で変えられない者はさらに苦しみ、平和であれば起こらなかったであろうことと思うとそれも悲しい。

 

この映画は、前にも書きましたが全編モノクロなのですが、それもやはり効果的だったのだと思います。

 

そして何より、主役のユン・ドンジュを演じたカン・ハヌルさんを始め、

 

ドンジュの従兄弟であり友人でありライバルであるソン・モンギュを演じたパク・ジョンミンさん、

 

日本人高等刑事役を演じたキム・イヌさんなど、本当に演技が素晴らしかったですね。

 

ハヌルさんは本当に、繊細な演技で、そしてやはり日本語をものすごく練習したんだな~ということが

 

とてもよくわかる、努力が感じられる日本語セリフだったと改めて思いました。

 

日本語のセリフの箇所は、ほぼ字幕が付かないのですが、ちょっとわかりにくい日本語の時はついてたんです。

 

ハヌルさんのセリフでは、ほぼついてなかったと思いますね。

 

そして、ドンジュが勧められて初めて詩集を英訳で出版するという話になるのですが、その時に、

 

詩集のタイトルを聞かれるんですね。喫茶店で話していたので、紙ナプキンにハングルで書くのですが、

 

その文字はハヌルさんが実際に書かれた文字なんですよね。

 

最初に観た頃に検索した記事の中に、ハヌルさんの字がドンジュ詩人の字に似ているということで

 

そのままハヌルさんが書いたものが採用されたというのがあったのですが、

 

ハヌルさんの字がこれまたキレイなんです。

 

前にもハヌルさんの書いたハングル文字を見たことはありますが、一字だけ『詩』という漢字も書かれていて、

 

この字がまたキレイ!贔屓目でなく、ハヌルさんっていちいち惹かれていく要素を持っている人ですね(〃∇〃)

 

それで、このハングルで書いた文字を、相手は日本人だったためにどう読むのか、ドンジュが発音するんです。

 

『하늘과 바람과 별과 詩』と書き、一つずつ、愛おしむように『ハヌルグァ』と言っていくんですが、

 

ハヌルさんのこの『과』の発音がたまらなくよかったです(〃∇〃) え?ウザいっすか?(*≧∀≦*)

 

好きな俳優さんだけでなく、歌手の方でもよくあるんですけど、私、こういうののフェチなんですよねㅋㅋㅋ

 

この部分のこの言い方、歌い方、ここだけを切り取りたい、と思うことがまま、あります。

 

お分かりになる方がいますか?この変態っぷりを…(*≧∀≦*)

 

この映画をご覧になる機会がありましたら、是非、このシーン。堪能してくださいませ(´艸`)

 

 

そして、ジョンミンさんもなんですが、激昂のシーンなど、日本語で感情を高ぶらせるのは、

 

本当に難しい演技だったのではと思うんですよね。

 

でも二人とも、さすがの演技でしたね~と、二度目の視聴ながら、改めて思ったんですㅎㅎ

 

いや~セムカンパニー。すごい若手俳優持ちで安泰だよね~(´艸`)

 

で、この二人が本当に、なんというか、本当のドンジュとモンギュもこんな感じで仲がよかったんだろうな~と

 

そんな風に思わせてくれる感じなんですよね。

 

二人とも今回は方言だしね。それもいいんだよね~(〃∇〃)

 

元々同じ事務所で、普段から仲も良い二人のいい面が演技にも現れていると思います。

 

でね、パク・ジョンミンさんってね、言い方は悪いかもしれませんが、特にオトコマエでもなく、ハデでもないけど、

 

ものすごく安定したいい演技をする人ですよね。

 

前々から好きでしたけど、今回、大画面で見るともっとよかったです(〃∇〃) 声もいいしね。

 

いや~セムカンパニー。若手はこの二人だけで充分なくらい、見事な演技者を揃えてます(´艸`)←しつこいㅋㅋ

 

 

そしてこの映画のいいところは、前にも書きましたが、日本語が下手な人がほぼいないこと。

 

韓国ドラマ・韓国映画あるあるですが、日本人役なのに日本語がめちゃくちゃ下手ってのをよく見ますよね。

 

だけどこの映画は、日本人役の方は、日本語が本当にお上手な方が選ばれています。

 

ドンジュやモンギュを尋問する高等刑事役のキム・イヌさんは、元々在日の方だった?んですよね?

 

わかりやすい日本語に、そして演技も上手な方なので、見ている側も入り込みやすいです。

 

キム・イヌさん、『ラスト・プリンセス』でも見ましたが、『軍艦島』にも出演されているんですね~

 

まぁ、そういう作品には引っ張りだこになるかもですね~複雑ではありますが…。

 

私、深田久美役を演じた方も日本人の方かと思っていましたが、この方も韓国人なんですね~

 

幼少期に大阪に住んでいたこともあるとかで、本当に滑らかな日本語で…。

 

この方、チェ・ヒソさんとおっしゃるのですが、イ・ジェフンさん主演の映画『朴烈(パク・ヨル)』では、

 

ヨルの恋人の金子文子を演じたとか…。

 

この作品も、イ・ジェフンさんは好きだけど、観るのはどうかな~と思っていたのですが、ちょっと観てみたい(´艸`)

 

 

今回、改めて字幕付きで観て、この映画は本当に隅々まで色々な配慮がなされている作品だな~と感じられ、

 

イ・ジュニク監督の素晴らしさをも改めて思ったんですよね。

 

検索して出てくる写真のいくつかは、映画の内容は重いのに、とても楽しそうな笑顔の監督と出演者のものが

 

たくさん見られるんですよね。

 

チームワークの良さも感じられる作品は、内容的には重くてもしんどくても、

 

観た後の余韻が大きいものが多いように思います。

 

この映画はそんな作品の一つだと思いますね。

 

映画館で観られる機会は、残すは仙台のみのようです。今のところ。矢印 

 

仙台の方は是非~映画館に足を運ばれて観て下さいね~(´∀`)

 

そしてその他の方は、DVDになるといいですね~DVDになった時は是非!ご覧になってみてくださいませ。

 

 

 

エンドロールと一緒に流れるハヌルさんが歌う、ドンジュ詩人の『自画像』という詩にメロディをつけた歌。

 

エンドロールでは歌詞の字幕は出てきませんが、本編の中でこの詩は朗読されています。

 

大画面・大音量で聴くハヌルさんの歌声は、本当にさらに心に染みます。

 

ず~っとこの歌が頭の中をぐるぐるしてます~(´艸`)

 

早く兵役終わってほしい~( ̄∀ ̄)

 

 

 

日本語字幕付きの予告編ももう一度貼っておきますので、ご参考に~