なんだか風変わりな装丁にひかれて本を手に取り、内容を確認して買ってみました。
坂木 司さん、ワタシはお初の作家さんです
まだまだ文庫本で出版されて3~4ヶ月なので、詳しい内容は書きませんが、
裏表紙にある大まかなあらすじを……。
デパ地下の和菓子店『みつ屋』で働き始めた梅本杏子(通称:アンちゃん)は、
ちょっぴり(?)太めの十八歳。
プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。
謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?
そうです。この本はミステリーなんです

でもね、殺人があったり、コワい場面があったりのミステリーじゃないです。
和菓子店で起こった出来事の中から、不思議なこと、ワタシ達も日常で話していそうなことを、自然な流れでお話しが進んでいきます。
最初は少しまどろっこしい感じがしましたけど、お話しが進んでくると、どんどんと読み進められる小説です
楽しすぎてほぼ1日で読み終わりました

時々、何かの折りに、特別取り立ててではなく書いているコトがあるんですけど、
ワタシは日本語がとても好きなんですね。
だからと言って、何か研究をしているとか集めているとかじゃないですよ。
日本語の美しい響きが好きなんです。
そして日本の風習も、これまた自分で行うわけではないのですが、その内容や謂れを知ることは好きなんです。
なので、皇室行事などで、一生に一度見られるかどうかわからないようなコトが起こると、とても興味がわきます。
そして一つ一つの所作に至るまで、意味があるコトを知った時、とても嬉しくなってしまいます。
どこの国でもそのようなコトはあるのですけども、取りあえず日本に住んでいるので日本のコトに興味があります。
この本は、和菓子の世界を通して、そのようなコトを見せてくれています。
ワタシがすでに知っているコトも中にはありましたけれど、ふ~ん、そういう意味があるんだ~と思うようなコトもたくさんあって、とても面白いです
そして、登場人物がどの人も魅力的でわくわくするお話しです
主人公のアンちゃんの目線でお話が進んでいくのですけれど、このアンちゃんのココロの声が、時々とっても面白い

そしてアンちゃんをとりまくお店の人、一人一人もとても個性的です。
イケメン店員さんがいるんだけど、この人物ね。
うふっ
イ・ジュンギくんが演じたら面白いだろうなぁ~って思っちゃった

イヤ~、きっとファンの人からはブーイングになるだろうけど、こんな役も面白そう~
意外と似合う気がするんだよね~
和菓子は、その名前の由来一つとってみても、とても奥が深いですよね。
本当に日本の伝統の美しさを感ぜずにはいられませんでした

堅苦しくなく、18歳の女の子が理解できるように、説明がなされたりするので、読者にも全く難しいことはありません。
本書にもあるのですけど、和菓子のイメージは餡で地味という方が多いと思いますが、和菓子は意外と餡ばかりじゃないですよね
いかんせん、ワタクシは餡が苦手なんですけども、和菓子の世界は結構好きです。
おせんべいも和菓子かな
なら、大好きです
練り切りは今一つ、苦手意識がありますが、求肥は大好きですね

求肥といえば、
お手軽に、スーパーで生八ッ橋買っちゃいました
餡子なしの八ッ橋だけが大好きです

裏表紙にもありますが、この本の読後は和菓子をなんとなく食べたくなっちゃいますね
そして、あとがきなどを読んでいるとどうやら、続編がすでに書かれているようですので楽しみです
坂木 司さん。
お初の作家さんでしたが、他の作品も読んでみたくなりました
『和菓子のアン』
そう、本文にもちょっと出てきますが『赤毛のアン』みたいですよね
和菓子が食べたくなるかもしれないのを覚悟で
機会があればどうぞ。スルスル読める小説です

