最近読んだ本
アガサ・クリスティ 『カリブ海の秘密』
アガサ・クリスティ 『カリブ海の秘密』
どちらもクリスティのマープル物、というかこの2作は繋がっていて、本当はもう一作書いて、マープル三部作になるはずだったそうですが、クリスティの死去に伴いそれは叶わぬものになりました…。
一作目の舞台カリブ海で知り合った大富豪ラフィール氏の死去後、彼からの事件捜査の依頼が届き、二作目が始まるという感じです。
私はどちらの話も先にDVDで見ていたので、ストーリーも結末も知っていたんですが、それを知っていても楽しめるのが、クリスティ作品の醍醐味ですね。
クリスティの作品は登場人物の名前を覚えるのが難しいので、むしろDVDとか見てる方がすんなりストーリーが入ってきて、より楽しめたりします。
話の途中までは「あのおばあちゃん大丈夫?」なんて言われるミス・マープルですが、真相を暴く際にはキレッキレの頭の良さを見せつけて、すごくカッコいいです。
私も頭の切れる年寄りになりたい(笑)
本作を読み終わったら、またこれのDVDが見たくなりました。
何度見ても楽しめる作品がクリスティには多いですが、これもそんな作品です。
今年はクリスティの生誕130年にあたり、ポワロ物の『ナイルに死す』(映画タイトルは『ナイル殺人事件』)も映画化されるそうで、今から公開が待ち遠しいです♫