タイトルの通り、先月、ようやく養育費の取り決めができました。

 

離婚時に一旦は決めていた養育費ですが、養育費の算定表からすると低い金額の設定でした。

 

それでも当時の私はその金額を受け入れました。

 

納得の金額ではありませんでしたが、確実に払い続けてもらうことを優先しての金額設定でした。

 

 

 

 

 

 

 

元々私は離婚を調停で成立させるつもりでした。

 

元夫は離婚反対でしたし、建設的な話し合いなど到底無理だったので調停離婚しか考えていませんでした。

 

調停で養育費も面会交流も合わせて決めていく予定にしていました。

 

がしかし、私が家を出たのをきっかけにあっという間に協議離婚の方向へ向かいました。

 

(協議離婚で離婚できた理由はこちらに詳しく書いています。↓)

 

 

 

 

 

 

 

 

調停を申し立てるにしても、私は弁護士さんに依頼する予定でした。

 

弁護士さんとは何度か弁護士相談という形で離婚に向けての話し合いを行っていました。

 

別居をした時点で弁護士さんと正式に契約して離婚調停を申し立てることで話がまとまっていました。

 

 

 

 

 

 

思いがけず協議離婚が成立できることになり、その報告に弁護士さんにお会いした時のことです。

 

養育費や面会交流が健全に取り決めができているかの確認で私が状況を説明しました。

 

弁護士さんが呆れ返ってしまいました。

 

養育費のあまりにも低い金額設定に、元夫の都合ばかりが考慮された面会交流。

 

(面会交流についてはまた機会があれば記事にします。)

 

養育費は算定表に従うと、取り決めしていた金額の倍の金額を請求できることがわかりました。

 

こちらを調停を利用して取り決めし直そう!という計画に変わりました。

 

 

 

 

 

 

 ※余談ですが、離婚後でも定められた期間内であれば、養育費も面会交流も請求することができます。

 

  このことは当時の私は知識がなく、知りませんでした。

 

  養育費で泣き寝入りしている人がとても多いと見聞きしますが、私同様知らない人も多いように思います。

 

  離婚後でも請求できる場合があることを、もっともっと多くの人が知れる世の中になればいいのに、と願っています。

 

 

 

 

 

 

離婚成立後、早速調停を申し立てました。

 

1回目の調停は2020年12月。

 

元夫は二人で決めた金額の約束を守ろうとせずに高額な養育費を求めてきた私に対して怒りをあらわにしてきました。

 

また元夫は当時勤めていた職場をその年の12月に自己都合退職し、転職試験に失敗して翌月から無職でした。

 

そういった事情を考慮して、私が申し立てた金額の大幅減額を求めてきました。

 

元夫の気持ちがわからなくはなかったけれど、養育費の調停は、あくまで前年度の収入をベースに話が進んでいきます。

 

元夫の退職はあまり重要視されずに話が進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

離婚後は二人で決めた金額の養育費をもらっていましたが、元夫が無職になってからは養育費が滞りました。

 

そんな中で行われた2回目の調停。

 

私は弁護士さんにお任せして出頭しませんでしたが、進展は見られなかったと報告を受けます。

 

年が変わっていたので、源泉徴収票の提出を求められます。

 

 

 

 

 

3回目の調停。

 

養育費は相変わらず滞っていました。

 

元夫はそのことを調停員さんから咎められました。

 

「せめて1万円でもいいから一部金を支払うのが誠意と言うもの。養育費ゼロ円はさすがにひどすぎる。一部金でも払い続けなさい。」

 

と諭され、その月に手数料はこちら持ちの9900円が振り込まれてきました。

 

しかし、その後も養育費は滞ります。

 

 

 

 

 

 

 

4回目の調停で、元夫が再就職していることがわかります。

 

新しい職場での収入ベースを元に養育費を設定するべきだと主張してきます。

 

次回調停までに、お互い直近3ヶ月分の給与明細を提出するよう求められました。

 

 

 

 

 

 

5回目の調停。

 

元夫の月収がわかります。

 

しかし、勤務先を隠してきました。

 

こちらが勤務先の開示を求めても、頑なに知らせたくないと主張するのみ。

 

提出された元夫の給与明細が本当に元夫のものなのか確信が持てず、改ざんして低い給料を申告しているかもしれないことを考慮し、

 

前年度の源泉徴収票を元に金額設定をし直し。

 

そうすると、私が離婚後にパートから正職員に切り替わったことで収入が大幅に上がり、

 

養育費の相場は当初の金額からひと段階下になることがわかり、請求金額を下げました。

 

 

 

 

 

 

6回目以降の調停でもお互いが納得し合える金額を模索。


と言うより、お互いに主張を譲らず。

 

調停が長引いてきており、8回目の調停辺りからそろそろ纏めていきたいことを調停員から言い渡されました。

 

それを機に、元夫がこちらに歩み寄りだします。

 

 

 

 

 

 

9回目の調停は2022年1月。

 

元夫はドタキャン。(時間を間違えたらしいですが、私はドタキャンだと思っています。)

 

何も決められず。

 

次回までに前年度の源泉徴収票の提出を求められる。

 

 

 

 

 

10回目の調停である先月。

 

お互いの年収を確認すると、養育費の相場はさらにひと段階下になることがわかる。

 

(元夫は転職後、年収がかなり下がっていました。ほとんど私と変わらない収入でした。)

 

その相場の最高金額を私は請求しました。

 

そして元夫の勤務先も明らかにすることを求めます。

 

いくら金額に合意しても、勤務先を隠したままだと養育費が滞った場合に強制執行ができないからです。

 

何と、その条件に元夫は合意!

 

実際には勤務先の開示は調停員さんだけでなく裁判官までが出てきて説得したという話なので、

 

元夫とすれば不本意だったでしょうが、子供の権利である養育費のためにこちらも譲れませんでした。

 

 

 

 

 

 

こうして、ようやく養育費が決まりました。

 

養育費未払いだった2021年1月以降分も一括で支払われることが決まりました。

 

 

 

 

 

 

長い長い道のりだったけど、結果的に離婚時に決めていた金額より高い金額の養育費で合意できたことは、

 

やはり調停を利用し、弁護士さんに力を貸してもらったのがとても大きいと感じています。

 

 

 

 

 

 

と言っても、安心はできないのが元夫。

 

正直、いずれ養育費は滞るだろうと思っています。

 

結婚生活で知った元夫は何かを継続することができない人で、何年も養育費を振り込み続けることができるのかは疑問です。

 

またお金に対して異常な執着心のある元夫は、自分のお金がなくなっていくことに異常な恐怖を感じる人です。

 

私が調停を申し立てたことで、私から「お金を盗られる」と思っていたほどです。

 

養育費って子供たちのものであって私のものではないのですが。

 

 

 

 

 

 

養育費についての調停は終結しましたが、面会交流の調停はまだ続いています。

 

おそらく調停が続いている間は養育費は振り込まれるだろうと思っています。


(滞ったら調停の場でバレますし、元夫はそれを避けたいと思っていると思います。)

 

しかし調停が終わったら。

 

養育費の減額を申し出てくるかもしれないし、転職して雲隠れするかもしれません。

 

どんな言動が見られるのか、予測不可能です。

 

たいていの人は「子供の事だからさすがにちゃんとするでしょう!」と言いますが、

 

それをしない(できない)のが元夫。

 

本当に予測不可能なのです。

 

 

 

 

 

 

それでもひとつ大きな問題を解決できたことに、今は素直にほっとしています。