話し合いができても辛かったことはまだあります。
話し合ったことを、自分の都合のいいように記憶を書き換える
これは話し合いに限らず、日常生活のあらゆる場面で
こういうことが起こっていました。
実際にあった話ですが、
ある日私が好意で家族全員分のアイスを買ってきたときに、
元夫に「アイス買ってきたよ。冷凍庫に入れてあるから食べてね。」
といった事がありました。
元夫は「ありがとう。また食べるね」
と返事をして、アイスが冷凍庫にあることは元夫に伝わりました。
さてその後。
いざ元夫がアイスを食べようとした時に、
「ねぇ、モナ王どこにあるの?」
と私に問うので、
私「モナ王?アイスは買ってきたけど、モナ王じゃないよ。」
元夫「え?モナ王買ってきたって言ってたやん!」
私「え?言ってないよ。アイスを買ってきたとは言ったよ。」
元夫「モナ王って言ってた!」
私「言ってない!銘柄は言ってない!」
元夫「言った!」
私「言ってない!」
元夫「普通アイス買ってくるなら、何が欲しいか聞いてから買ってくるもんじゃないの?」
私「えー?好意で買ってきたものに、なんでそんなこと言われなアカンの!!」
・・・喧嘩勃発。
元夫は、きっとこの時にモナ王を食べたかったのでしょうね。
勝手にモナ王があると期待したのか、
アイス=モナ王だったのか、
頭の中の構造がどうなっているのかわかりませんが、
そうやって事実が違う方向に理解されていることはよくありました。
健全な人間だと、きっと
「そうだったっけ?こっちの勘違いかも。」
と終わらせていけるのでしょうが、
元夫はこの後もしつこくしつこく責め立てるのです。
そんなにモナ王が食べたいなら自分で買ってこい!!って話ですが。
(実際にそう提案してみたら、「そんなことを言ってるんじゃない!!」
って怒ってました・苦笑 ・・・知らんがな。)
こんなことが日常茶飯事でした。
これも結婚当初は「あれ?私の勘違い??」って
見過ごすこともできたのですが、
やっぱり一緒にいる時間が長くなればなるほど辛さは増しました。
それでも、どちらかが本当に勘違いで都合よく事実を
書き換えてしまうことも人間ならあることでしょう。
その時に修正が効くか効かないか。
修正が効けば、勘違いが起きてもこんなブログのネタになることはないのです。
相手への信頼度も下がることはないのです。
でも、勝手に記憶を書き換えられて、
それを主張されて意見を曲げないとなると、
も~~~~、疲弊しました。
なんで無駄にこんなに疲弊しなくちゃいけないのか、
虚しくて仕方ありませんでした。
こういった事を避けるためにメモを上手に活用すれば良かったのでしょうが、
日常生活において雑談ですらこんな勘違いが起きてくると、
しょっちゅうメモを取り続けなければならず、
それもばかばかしくなります。
なんで雑談でメモを取らなきゃいけないの?って話です。
なので、元夫と会話する時は、結構気を遣いました。
特に大切な話であればあるほど、気を遣いました。
離婚をする直前あたりは話をすることそのものが億劫でした。
今話しかけていい状態なのかをまず様子を伺い、
誤解のないような言葉を選び、
話しながらも元夫には私の言いたいことが正しく伝わっているかを
時折確認しながら、
今思えば、随分とエネルギーを使っていたなと思います。
話し終わった後はへとへとになるし、
それが都合のいいように記憶を書き換えられていたことを知った日には、
何とも言えない気持ちになりました。