にこにこ、ふふふっと笑うラブラブ
モットーの nicoですニコ







お久しぶりの更新です。

長男くんの、
指しゃぶり卒業までのお話です。


思い返せば 生後3ヶ月頃、
一日中指を口に入れていた日がありました。

もうほんとにずーっと口に入れていて、
そろそろかな?とおっぱいをあげても
終われば すちゃっと装着。

もう一切泣かないのが心配で、
何度か ちゅぱっと指を外したら。

その存在を忘れたのか?
すっかりしなくなっていて。


と思ったら、生後7ヶ月頃には
しっかり自分の意思で
指しゃぶりをするようになった。


指しゃぶりって、
私はすごくすごく気になって…
いくら赤ちゃんでも
出来ればすぐにでも止めてほしかった。


でも。

お姉ちゃんの習い事で
週に1~2回バスに乗る。
座れるけど、だんだんと混雑するバス。

あんな狭い密室で泣かれるの、無理。


そんなとき、
自分でちゅちゅっとして眠ってくれるのは
ほんとにほんとに、すごーく助かった。


お姉ちゃんが赤ちゃんの時は
眠くても寝れなくて、
ぐずることが多かったけど

長男くんは、1歳前から
眠くなれば1人で布団までハイハイして
ちゅっちゅして勝手に寝てくれる。


だから、
お姉ちゃんとパパと3人で
ゆっくり過ごすこともできた。


夜泣きの時だけは効かなかったけど
それ以外は 私の代わりに
寝付かせてくれて、機嫌をとってくれて。

ほんとにほんとに、親指様々でした。



1歳の誕生日頃は かなりひどくて、
指が真っ白になってた。

眠いとき、暇なとき、遊んでるときも
ちゅっちゅ、ちゅっちゅ。


それから少しずつ、少しずつ

ちゅっちゅしてるの?
少し休憩したら?

と声かけをして。


「ちゅっちゅが大好きなの」と
言いながらも

だんだんと、自分でも
止めなきゃいけないんだな、と
理解し始めたようで。


それでも止められないまま、3歳。

でもその頃には
寝るときだけになっていて。


3歳健診で、歯を診てもらって
「4歳までには止められるといいね」
と。


それまでに
指に装着するの、買ってみたけど
泣き叫んですぐ取っちゃうし。

次は苦いマニキュアか?と思いつつ
お姉ちゃんに相談してみると

「本があるよ」
と言うことで

ゆびたこ

という本を予約して
ようやく手元に来たのが先週、
3歳半でのこと。


怖く読むといい、と聞いたので
思いっきり こわーく読む。

反応は?
そんなに、ビビってない。
でもちゃんと内容は分かってるみたい。

ゆびたこ読もー!とパパを誘う。
自分でもパラパラ読んでる。


んん?


その日は、そのままいつも通りに寝た。
たぶん、ちゅっちゅしてた。


次の日、もう一度読んだ後。

幼稚園で疲れたようで
布団でごろっと、ちゅっちゅしてて。


私、ふだんは
脅す教育  は  したくなくて
なるべく避けてるつもりなんだけど

思いっきり脅した。


「ゆびたこ、できちゃうよ!」
「大きくなっちゃうよ!」
「ほら、顔が出てくるよ」
「話しかけられちゃうよ」


にやにやして聞いてるけど
ヤバイと感じているよう。


「絆創膏貼っておく?」
と試しに聞くと、「うん」と。


いつもの指に、ぺたっ。


しばらくしたら、あれ?いない。
見ると布団でゴロゴロ。
え?ちゅっちゅしてたの?
反対の指??


「絆創膏貼る?」「うん」

しめしめ。いいぞ。
自分から進んで貼ってるぞ。


いつもは幼稚園で疲れきってて、
しかもその日はプールもあって
超眠たいだろうに
ご飯まで一緒に遊んで、大はしゃぎ。


じゃあご飯作るね、と準備し出したら
とうとう眠さの限界がきたのか
急に泣き始めて。

「ばんそーこー
    取ってぇぇぇーー!えーんえーん


うん。まぁそうだよな。
あ、でも自分で無理やり剥がさない。
うん。じゃあまだいけるな。



ぎゃあぎゃあ泣いてるけど
絆創膏を剥がす素振りもなかったので
これはイケる!と思った私。


「とりあえず、まずご飯を食べよう」
「まずは歯を磨いて」

騙し騙し、やることをやらせてから。



ここで逃げたら、ダメだ。
やるなら、今だ!!


そう思った私。



すんごい泣いてるよ。大騒ぎだよ。
うるさくて近所迷惑。
もういいじゃん、剥がしてやんなよって
主人がいたら言ってたと思う。


でも、きっと断乳と同じで

一回ダメって言って、ダメなのに
撤回してOKしちゃったら
なぁなぁになっちゃう。


産まれたときから、ほぼ
寝るときはちゅっちゅ。

それを変えるのは大変だ。

でも素直に聞いてくれる今しかない。
今まで親指に助けてもらってたから
今度はちゃんと私が向き合う!

と覚悟を決めて、一緒に寝室へ。


「ばんそーこー剥がしてー!!!」
      「ゆびたこ、できてもいいの?」
「ゆびたこヤダーー!!!」

「ちゅっちゅしないから剥がしてー!!!」
      「ちゅっちゅしないなら、いいでしょ」


不毛なやり取りが続く。


でも、幼稚園でプールもやったし
こんだけ泣いて騒いで
きっといつかは寝るな、と思ってた。


案の定 体は辛いようで
ごろっと横になる。


うつらうつらとしながら
無意識に親指を口に近付け…
絆創膏の感触があるのか?
はっと気付き親指を遠ざける。


「ばんそーこー剥がして、
    ばんそーこー剥がして」
         「あんまりうるさいなら、
             ママもう部屋から出ていくよ」


         「どうする?抱っこする?手を握る?」
「手にぎってて……」


すーーーっと、目を閉じて、寝ました。



3時間後、発作のように
「ばんそーこー取ってぇぇぇ!!!」
と泣いて起きたけど

抱っこして
「そうだねー、取ってほしいね」
「じゃあ取ろう!もう取っちゃおう!」
「はい、しーーー静かに……」


そんなこんなで、寝ました。



翌日、幼稚園行く前に絆創膏は取って。
夜ご飯食べる前に
ソファで寝落ち(ちゅっちゅナシ)

その間に絆創膏貼っちゃって。
起きてご飯食べてから、布団へ。
私の腕に引っ付いて、
わりとすんなり夢の中へ。


3日目には 
寝る前に絆創膏貼って
いつも通りお姉ちゃんと一緒に寝ました。

4日目の昨夜も、
嫌がらず絆創膏貼らせてくれて
お姉ちゃんと仲良く就寝。


日中眠くなると布団に行きがちなので
絆創膏してないときは布団に行くの禁止。


で、今のところ
指しゃぶり卒業できました!!


なぜか ゆびたこ の本は気に入ってるようで
「おもしろい」と言いながら
今日も読んでいます(笑)




1番最初の夜は、

そうだよね、ちゅっちゅしたいよね。
いつもちゅっちゅで、上手に寝てたもんね。
いつも、ありがとうね。
これからは
ママが抱っこするからね。
抱っこで がんばって寝ようね。


と声をかけて…
私まで、涙がポロリと流れました。



赤ちゃんの時は
指しゃぶり勧めてたクセに

急に手のひら返して
指しゃぶり止めろ、だもんな。

理不尽だよな……



がんばってくれた長男くんに、感謝。

そしてずーっと 長男くんの心を
守ってくれた親指様にも、感謝感謝。



もう ちゅっちゅの姿を見れないと思うと
さみしい……かな?もう十分かな??ニヤリ




長くなりましたが
指しゃぶり卒業までのお話でした。