弾き語りを初めて友達ではない初めて会う人たちに聴いてもらえる日

不思議な感覚だったと思う

僕は何日も前から、この曲を歌おうと2曲を選んだ

この時は弾き語りのできる曲は10曲もなかったと思う。その中から

初ライブのその日、選んだ曲は

高橋優さんの"福笑い"
Galileo Galileiの"管制塔(acoustic)"

この2曲だった。




1人でステージに上がることは緊張したので、椅子に相方(?)を座らせた
それはその頃、大好きだった顔文字のショボーンって顔した大きな人形だった

今考えたらそんな人形と一緒にステージに上がる方が余計に緊張するだろうと思う
その頃の自分にとっては緊張を和らげるとても心強い"相方"だったんだと思う。




はじめてのリハーサル
はじめての音作り
当たり前の話だけど、それら全てが初めてで何もかもわからなかった。

初ステージ、本番。




緊張で少し声が裏返った。
でも、やり切った。10分間はあっという間だった。

反応はまずまず
でも、終わった後の方が余計に緊張していたと思う。
この場所にいることが急に恥ずかしくなって、僕は自分の出番が終わるとそそくさとその場を出て行った。


ため息ひとつ


その日の夜は、何もよく分からず反省した
何を反省していたのかはよくわからないけど、いろんなことを考えていたと思う

でも次の日には、弾き語りの楽しさをはっきりと感じていた。
ライブがしたいとかそういう事は思っていなかったのかもしれない、でも"音楽をやり続けよう"

そんな事を思っていた。