平穏で幸せな時間はいつだって
何かの壁と隣り合わせにあった
ふとした瞬間に思いもよらず衝突し、今までの生活には戻れなくなる
そんな日がいつか来る。

それが今日だった。


いつもの部活の時間、フォーストライアングルはいつも通りにネタを合わせたり他愛もない会話をしていた。

同じ部員のとある男は、そんな僕をよく思っていなかったようだ。
"出る杭は打たれる"そんな言葉の通りに
僕はいじめにあった。

人前で、やりたくもないモノマネをやらされたり
グラウンドに石灰(ラインマーカー)をばら撒かれ、掃除をしろと言われた。


なんとなく周りと距離を感じた
関わってはいけないやつそんなレッテルを貼られていた気がした

そんないじめはある日、その男が部活を辞めることになり終わった
3ヶ月くらいと、期間としてはそこまで長いものではなかったかもしれない

やがて周りもいつもの接し方に戻ってきた。
いつも通りの部活の時間に戻ってきた。




だけど、あの日から付けられ続けた傷は簡単には消えなかった

僕は明るい性格を捨てた。

あの時間が今の僕の1つの要素を作る重要な時間だったとも言えるかもしれない。