日曜日です。
そういえば、先日図書館で本を借りてきました。
コロナ禍以降、初めて借りたのですが、初めて図書の除菌機を使ってみました。
関連ブログ:図書館の利用者カードの期限切れ
大型のオーブンレンジのような機械でした。
本のページを広げて、立てて入れて、扉を閉めてスイッチON。
すると、紫外線が出て除菌できるとのこと。
30秒間風が出て、挟まったゴミやニオイも除去できるとのこと。
(注:図書の除菌機は図書館によって異なります)
すごいですね~
紫外線は菌やウイルスの除菌に有効だそうです。
しかし、新型コロナウイルスへの効果は医学的には証明されていないそうです。
コロナ、おそるべし
念のため、2回やっておきました
さて、今回借りた本はこちらです。
【1冊目】
「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 中野信子著 幻冬舎新書」
シャーデンフロイデとは、誰かが失敗したときに思わず湧き起こってしまう喜びの感情だそうです。
・ドイツ語でschaden(損害)、freude(喜び)
・日本語だと「人の不幸は蜜の味」
・ネットスラングだと「メシウマ(=他人の不幸で今日も飯がうまい)」
脳から出るオキシトシンという物質によるものだそうです。
「いや~ 私はそこまでひどい性格じゃないし。そんなふうに思うなんて最低じゃないですか!」
なんて言う人が多いと思いますが、実は誰でも持っているもの(感情)だそうで・・・
ほら、誰でも脳からオキシトシンが出てますから
しかし、感情を出さないようにブレーキを掛けているそうです。
特に、自分が嫌いな同僚が仕事でミスしたり、上司が部長から説教されていたりすると、シャーデンフロイデが・・・
しかし、オキシトシンは「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」とも呼ばれているそうで、オキシトシンが分泌されると幸福感が得られてポジティブになったり、ストレスが減ったり、集中力が高まったり、血圧を下げたりなどの効果があるそうで・・・
オキシトシンの影響力、すごいな
【2冊目】
「サイコパス 中野信子著 文春新書」
世の中には100人に1人くらいの割合でサイコパスがいるらしい。
日本の人口のうち、約120万人はいるそうです。
嘘つきで、バレても平然としている。
とんでもない犯罪を平然とする。
周囲に紛れ込んでいる。
会社の同僚、近所の人、知人、通行人、店員、あるいは・・・
こわっ
そういえば、令和に入ってからも凶悪事件が多いです。
で、よくテレビで近所の人がインタビューされているのを見かけます。
近所の人:「いや~ 普通の人でしたよ。礼儀正しくて、きちんと挨拶もしてましたし。とてもそんなことをする人は見えなかったですね。」
普通の人、こわっ
本によると、サイコパスは一般人とは脳の働きが違うそうです。
凶悪犯罪後も普通に装える、これがサイコパスだそうです。
普通に周囲に紛れ込んでいると、わからないところがこわいです
【3冊目】
「生贄探し 暴走する脳 中野信子著、ヤマザキマリ著 講談社+α新書」
人はたやすく正義中毒にハマるそうです。
思えば、コロナ禍では行き過ぎた正義感を持った人がいました。
自粛警察やら、マスク警察やら・・・
日本人は世間体を気にしながら生活しているそうです。
そして、群れる。
群れていると狂悪(人の道に背いてしまう)になり、何かやらかした人は村八分にされて・・・
こわっ
著者のヤマザキマリさんはイタリア在住が長いそうで、西洋の歴史のことがいろいろ書かれていました。
魔女狩りとか、皇帝ネロの話とか・・・
というわけで、脳科学者の中野信子さんの本を読んでみましたが、どれも興味深かったです