おはようございます。
6月プログラムのご連絡ですが、4日 手首・指に関するプログラムは残席1、同日開催の腰に関してと18日フットに関してのプログラムは残席2となっております。
いずれも、大人のカラダに適した方法をお伝えしていきます。
それでは、お題といきましょう。
================
事実と「なぜ」。
こんな文面、見たことや聞いたことありませんか?
「バレエダンサーと一般の方のカラダを調査したところ、○○筋がバレエダンサーの方が著しく発達していることがわかった」
こう書かれていたり、耳にしたりすると「そうか、バレエダンサーってこんなところが一般の人と違うから○○ができるんだなー」と思ったりしますね。
どっちか知らないととんでもないことに。
「○○筋が発達していた」という調査結果による事実。事実は事実なので、それでいいんです。しつこいけれど、事実なんだから。
問題は、そこから先の解釈です。
事実を知っていても、どうしてそうなったのかまで知った上で判断しないと、とんでもないことになってしまいます。
1つ目。
これは、大方の方が思うことと同じ。
例えば、ターンアウトをするから発達した、ポイントやルルヴェをするから発達した
、脚を高くあげたり、ジャンプをするから発達した。
つまり、動作やバレエ特有の姿勢などを実行することによって、それらを行わない一般の方よりも発達しているということ。
ここは、想像がつきますよね。
2つ目。ここが鬼門。
ここが専門家でさえ抜け落ちてしまっている残念なこと。
職業ダンサーは、朝レッスンをして、その後リハーサルをして、本番がある日は本番をして…という生活を送っています。
日常生活が慣れた動作の繰り返しであるのに対して、例え、ピルエットに慣れていても、ルルヴェに慣れていても、毎日バーレッスンをしていても、グラッとしたり、位置がずれたり、重心や荷重がほんのちょっとズレた時に、元の姿勢に戻そうとする、ミスをしないように踏ん張る、転んだり怪我をしないようにとっさにカラダが動く、ということは、一般の方よりもはるかに機会が多い。
その際に働く筋があります。
そうした機会が多ければ、当然、発達していくわけです。
目的に沿ったものでないと邪魔になることも。
カラダは鍛えて強くすることは大切です。特に大人の方の場合、一般の人と同じカラダではバレエは踊れませんし、リスクも伴います。
しかしながら、すべて鍛えて強くなればバレエが踊れるようになるわけでもありません。
動きを生み出すために必要な筋力をつけるのはいいとは思いますが、2つ目のように、危機管理的意味合いの強い筋をが、動きを生み出す筋よりも上回ってしまうと、可動域が低下します。
そして、バレエで望ましい「フォーム」を取りにくくしてしまいます。
大人バレエが最も停止してほしい筋。
JBPが大人のカラダを持つ人すべて、それは、立場を超えて活動停止を目指したい筋があります。
・中臀筋
・外旋六筋
・足趾屈筋
いずれも、バレエトレーニングで好まれている筋ですが、危機管理専門部署としたい筋です。
ただし「使わないように気をつける」では、実現はできません。
そして、専門家のみなさんは、一刻も早くバレエに取り組んでいる方へのこの筋のトレーニングを中止すべきです。
バレエが上達しないならば、ここのトレーニングは必要ありません。
日常生活が送れているのであれば。
=================
記事に関連したプログラムはこちら
(画像クリックで詳細へ)
●足趾屈筋を抑制したルルヴェとは●
JBP info ↓↓





