「アンディオール出来ません」の前に、アンディオールしたまま動けるようにしましょう。
今日の話、かなり重要になりますし、どの稽古場でも、共通してすべきこと。
バレエであれば、全ての先生が判断していることですから、意見の相違関係なく、取り組むべき内容となります。
できるだけ簡潔にしますので、解釈の取り違いだけは、注意してくださいね。
これが、いわゆる「基礎」です。
機能的に見て、見た目から見ての、基礎。
今日は、簡潔にする為に、前のタンジュのみに焦点を当てます。
①位置を決定するのは「○○」である
前のタンジュをする際に、当然、前に脚を出す訳ですが、その位置を決定するのは、つま先ではなく「スネ(脛)」です。
つま先は、もっと外側にあります。
つまり、タンジュで脚を前に出した時、つま先からフット、脚上方、脚全体にかけて、縦ラインに並んではいけません。
これが、アンディオールを保持できない、タンジュに対する、大きな誤解の一つです。
そして、脛で位置を決めるようにしないと「甲」は出ません。
また、外腿を短く使いがちになりますので、脚が割れます。
②つま先と脛の幅を持たせる
前のタンジュをした際に、つま先の縦ラインと、脛の縦ラインに幅を持たせることが、大切です。
タンジュで最後の最後に、つま先を「内に」入れて、甲を伸ばそうとする方が非常に多いのですが、内に寄せるのは、つま先ではなく、脛になります。
つま先を内に入れた瞬間、ふくらはぎは、後ろ方向へと押し出してしまいます。
膝下が回らない原因の1つです。
③前と言っても、かなり外
①、②のように行なった場合、脚は「前に出している」と認識できます。
しかし、本人の中では、かなり外側に出しているような感覚に襲われるでしょう。
バレエでは、脚はまっすぐか、もしくは「エックス」のように見える使い方が基本にあり、O(オー)のような、脚が割れるものは、存在しません。
そのことを踏まえると、自分自身が思う「前」では、アンディオール、脚の角度、伸ばされた甲、などを実現できないことに、気づくことでしょう。
要素ができない、何ができない、ではなく
要素ができる、これができる
位置を知ってください。
※記載の内容は、3月プログラムで取り上げます。
意図を繋げるバレエ理論的バーレッスン
JBP info ↓↓
受付中
意図を繋げるバレエ理論的バーレッスン




