今日は、例題から。
バーレッスンで
前タンジュ→4番ポジションアテール
というムーブメントが出題されたとします。
皆さんは、どのように行いましたか?
まず、初期段階で行いたいことを、考えてみましょう。
地味ですが、大切な練習です。
タンジュやロンデジャンブアテールなどの組み合わせで、4番ポジションアテールになるものが、出てくると思います。
何の為に行っているのか、わかりますか?
直接ステップに結びつかないような、地味な動きですが、実は、とても大切な動きです。
2つの行い方が、あります。
4番ポジションに入る際に
①かかとをつま先の位置に合わせるもの
②つま先を引いて行うもの
例えば「骨盤を水平に保つ」の意味が、左右の腰骨の位置を揃える、という解釈で、4番ポジションでは、位置を揃えましょう、という発想の場合、①は「間違い」「ない」と指摘を受けるでしょう。
それを除いたとしても、①の場合、厳密にいうと、4番ポジションではありません。
なぜかというと、これは、裏腿を張って使うための「エクササイズ」として含まれていますので、この方法で行う場合、4番ポジションと似て非なるもの、という認識は、持っておいた方がいいでしょう。
初期段階において、私がやって欲しいのは②です。
タンジュから、つま先を引くもの。
なぜ大切なのか、わかりますか?
ここを押さえて、基礎力を身につけましょう。
②の方法で、早いうちに、身につけて欲しいこと。
ここでは、2つ紹介しましょう。
まず、バットマンの閉じ方を身につけること。
バットマン・タンジュ
バットマン・ジュッテ、デガジェ
グラン・バットマン
入門・初級のクラスでも行いますね。
バットマンをした後のポジションでの戻し方。
ここで、つま先の引き方が必要になります。
そして、軸脚に触れる直前のポジションへの戻し方。
ここでも、つま先の引き方が必要になります。
この「引く」ということができないと、動きの途中で、鎌足だったり、内脚になってみえてしまいます。
また、ポジションにコンパクトに入ることができません。
荷重した状態で、足首を過度にねじる
ではありませんので、誤解のないように。
バレエでは、何の為に練習しているのか、よくわからず、習慣として行っていることが、たくさんあるかと思います。
それらが何の為に、どのように役立つのか知っておくことは、直接的に練習を活かす大きなヒントになるでしょう。
※記載の内容は、3月プログラムで取り扱います。
JBP info ↓↓
受付中ー残席僅か
背中に教師は何を求めているか
バレエで必須のポイント
グランドバレエにおけるカンブレ
西新宿にて開催。
バレエの参考書~解剖物理学~ PDF をレッスンで実践。(バレエWSのみ)
詳細は、"こちら"





