学校の授業がバレエに与える影響
チェック項目解説、思い出し編、続編です。
経験に基づく解説であることを、ご了承ください。
♦︎学校の授業がバレエに与える影響解説編
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学校の授業、体育と音楽を取り入れます。
体育は体を使うでしょ?
音楽は、バレエで必要でしょ?
という短絡的な、ありふれた解説ではありません。
体育に関しては、できれば幼稚園期の頃に行いたいことでは、あります。
→小学校低学年期の体育の授業がバレエに与える影響
学校の体育では、様々なものを学びます。
習い事とは異なり、幅広く取り扱います。
走ることから始まり、マットや跳び箱、縄跳び、球技などなど。
休み時間に、鬼ごっこを行うこともあるでしょう。
・走る という動作の他に
・急激に方向転換する、止まる
・捕まらないために、捕まえるために、注意力を使う=目を使う
・人の痕跡を感じる=空気圧を感じる
様々な要素が入ります。
つまり、様々な身体パターンを学ぶことができます。
球技ひとつ取っても、ドッヂボールと、サッカーでは、動きが異なりますね。
こういった多様な体のパターンを学ぶことで、自分自身の基準になる空間を決定することが、できるようになります。
一方、多様な体のパターンを経験していない場合、自分以外の空間が永遠に続いているように、構成します。
つまり、方向が定まらない。
そして、体の部位が定まらない。
もっと言えば、部位の保持が、他の部位の動作によって、できなくなってしまう。
ひとつのことを注意すると、他のことが抜けてしまう。
例えば、アンディオールを気にすると、アームスが下がってしまう。
その意識がない、などが挙げられます。
→音楽性だけではない、音楽の授業がバレエに与える影響
街の中で流れる音楽、テレビから流れる音楽。
現代、私たちが耳にする音楽は、電子的なものが多くなりました。
電子的なものから、音のスピード(曲のスピードではありません)、時間の関係性を感じ取ることはできません。
同じ「ボンッ」という音でも、電子的なものは、常に一定を提示するのに対し、ピアノやリコーダー、人の声は、実に様々な音のスピード、緩急、時間を提示します。
不思議なことに、この時間の流れを意識できる人は、空間に対しての感覚も敏感です。
こういったメロディーよりも、リズムや間を感じ取ることが強い人は、ムーブメントを感情ではなく、方程式のように捉えることができます。
これは、決して無機質ということではなく、むしろ有機質と言えます。
人間の資質をフル活動させているわけですから。
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