段階別に指導する意味、意義。何を生徒に求めていくか。
JBPでは、段階別指導を掲げています。
WSでもお話しましたが、大人のクラスの場合
・レベルがまちまち
(本人が選んでくるから)
・バレエを始める以前のフィジカルがまちまち
(本人が判断しているから)
ということを中心に、様々な要因がありますので、段階別指導というものは、難しい状況にあります。
(それでも対応できますよー、という浅はかな考えでなければ)
JBPでは、バレエWSにおいても
第一段階、第二段階
と 適切なフィジカルトレーニングとレッスンを行うことを、重視しています。
段階別指導が必要な理由を、考えていきます。
どこにフォーカスしているか。見えてくる世界が異なります。
JBPのバレエWS等で
「ここを優先させてほしい」
といった、言い方をすることが、多々あります。
全てのことをいっぺんにできれば、それはそれでいいのです。
が、JBPではできたけど、レギュラークラスに戻るとさっぱりできなくなる…ということは、我々としては、望んではいません。
なぜなら、私たちは「受講生を囲う」ことを、目的としていないからです。
私たちのところに来れば、全て問題が解決します
↓
だから、他に行かない方がいいですよ
という考えは、全くありません。
ですので、その場で解決するというよりも、レギュラークラスに戻った時に
・教師に評価された
・テクニカルなことができた
・痛みがなくなった
と、普段のレッスンに戻った時に、実感される方が多いのです。
その場では「?」なことが、多くてもね。
さて、話を元に戻しましょう。
立ち方一つ、プリエ一つ
教師が何にフォーカスしているかで、見えてくるものが全く変わってきます。
・先々のことを考えたら、今はこれでヨシ
とする教師もいれば
・今、完成形になっていないから、ダメ
と判断する教師もいます。
また、受講生自身を見ている場合、
・ここはできていないけど、彼女にとっては、前進したからヨシ
と判断することもあれば
・そうはいっても、できていないでしょ
と判断する場合もあります。
1か100ではないことを、お互いに知ること。認識すること。
確かに、完成形、理想形を追い求めることは、大事です。
ですが、それを追い求めるあまり、いつまでたっても前進しないのであれば、先に進むことは、永遠にできません。
それは、上手になっているのではなく、ただ、慣れてきた、というだけの話です。
教師の方にも、受講生にも、考えてほしいことがあります。
理想とするものに、近づこうとする過程で、何を優先させるべきか?を、しっかりと把握していただきたい。
当然ですが、過程においては、全てのことをこなすのは、困難です。
そんな時に、他のことに、目をつぶってでも、優先すべきことがあります。
ただ、アンシェヌマンを単純なものにすればいい、アンディオール、引き上げばかり言ってればいい、という短絡的なことではありません。
本来、この判断をするのが、教師の仕事ですよね?
そして、受講生もそれを、求めるべきですよね?
自分に合わせてほしい、っていうのは、話がちょっと違いますよ。笑
1か100ではなく、そこに行き着くまでの過程。
段階別に見ること、レッスンを受けること
もう一度、考えて見てください。
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