脳に理解させる、というのは大人の方にとってキーポイントになる話だと思います。
私が子供達を教える時、低学年の子供達にはここは、なるべく通らないようにしています。
まだまだ残っている、動物的感覚を大切にしたいからです。
高学年になってくると、バーでの動きがセンターにどのように直結するのか、何を目指すためのサジェスチョンなのか、少しずつ提示して行くようにしています。
自分自身で修正できる力をつけるためです。
大人の方は、記憶のすり替え、という作業が必要になります。
フレックになっている足をつま先が伸びている と脳が認識しているのならば、講師が 爪先を伸ばして! と言ったらフレックスになるでしょう。
もちろん、これは極端な話ですが、自分ではやっているつもり、なのに出来ていない、というのは、こういうことも一つの原因です。
どこの入門クラスでも時々言っていることですが、私の担当クラスに限って言えば、
入門クラスでは、サジェスチョンされたことができる出来ないは、二の次で結構です。
大切なのはこういうこと。
例えば、バデシャで腰をあげましょう。となった時、では、あげやすくするために、アームスをこのように使ってみてください とサジェスチョンがあったとします。
それができなかったとしても、まずは、やってみること、それが腰をあげるためだと認識して行うこと。
さらには、パデシャは腰をあげるものだと思って練習すること。
これが重要です。
明確に思いながら練習することで、パデシャはこうしましょう という取扱説明書が脳に作成されます。
これは、けして精神論ではありませんよ。
最終的には、パデシャ!と言われたら、反射でできるようにしたいのです。
先日テレビでみた、ドッグトレーナーも同じようなことを言っていました。
シッ‼
というのと同時に犬の体に触るのだそうです。
こうすることで、シッ と言ったら反射的に指示を待つようにしていくのだそう。
あ、みなさんが ワンちゃんだとは言ってませんよ(笑)。
Thank you for reading.
From junco.