自死者数 年間3万人の大嘘(その2)これは医療ではない、これは災害である | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

 

死因が「自殺」となれば保険金の支払いに支障が起きたり、残された子供たちの将来の就職や結婚において暗い影を落とす事になる。

 

所見を書くのは死亡事案が発生地の町医者(プライマリードクター)の場合が多いと推測できる、プライマリードクターなら遺族の意向は無視できないし、「ご遺族の為に…」とプライマリードクターとして自殺以外の死亡原因を記載する習慣が一般化しているのではないだろうか。

 

また欧州の統計が自殺実行時間から72時間(3日)までをカウントするのに対し、日本では24時間以内としているために、同じ時間枠で比較すれば、値は2~3倍に跳ね上がるのだと推測されている、欧州の統計方法では国内変死者の半数が自殺者としてカウントされるらしい。

 

24時間以降に死亡した場合、「その他」に分類されるのだろう。

 

つまり日本では「自殺」という定義自体にバイアスがかかっていたのだ。

 

 

出会う全てのデータにバイアスがかかっている。

 

国は国政が安定していると思わせたいので実態調査をしない

警察は政府から「変死者の死因調査の解明」を指示されないし、忙しいのでやらない

医者は「ご遺族の為に」と自殺以外の死亡原因を記載する

遺族は諸々の理由で自殺は伏せておきたい

 

「自殺」であっても、「自殺として扱えない」言い換えれば「扱いたくはない」のがこの国の社会構造のようだ。

 

いったい隠された自殺はどれくらいあるのだろうか。

 

平成14年のデータに基づいて

nicoが思いっきり「ニコラス・バイアス」を加えて

自死者数を計算してみよう。

 

不慮の事故の総数38,312人から交通事故死の8,300人と殺人事件による被害者数 662人を引くと

29,350人。いったいその死因は何なんだ。

そして「その他」が217,103人。それらを加えると 246,453人。

 

WHO説の「変死の50%は自殺である」はバイアスかけ過ぎと思うので採用できない。

色々、情報を読んだ後の「直感」を信じると「25%」

すると 61,613人

それに統計データの自死者数 32,143人を加えると 93,756人(酷い数字だ)

 

政府発表の「年間3万人の自死者」という表現がいかに大嘘なのかが分かる。

 

ニコラスの呟きは「自殺」について語るブログではない、向精神薬の薬害や精神医療の不条理を日々呟いているブログである。

 

正直言って「自死遺族連絡会」の聞き取り調査の自死者の70%が精神科受診後というデータもバイアスがかかっていると思う。そう言いたくなる気持ちは充分理解できるけれど。

様々な事情を考慮して 30% 位が妥当ではないのかと感じる。

 

93,756人 × 30% = 28,126.8人

なんと年間 28,000人もの精神医療の被害者が亡くなっている計算になる。

 

しかしこれで終わりではない

NPO日本行方不明者捜索・地域安全支援協会のホームページによると、うつ病患者の行方不明者が懸案事項にあげられており、日本の行方不明者・失踪者・特別失踪者(特異家出人)・家出人の総数(警察への捜索願いの提出件数)は毎年、10万人前後プラス・マイナス2万人程度の数であるとのことである。

 

平成16年のデータを見ると

家出人総数 95,989人  その内 特異家出人は30,005人であった

よーく考えると発見されない「特異家出人」の中で、向精神薬の副作用や離脱症状に苦しんだ人で「富士山麓の樹海」に迷い込んだ人や「崖から海に飛び降りて」発見されない人も一日10人はいると思う。

 

すると 10人 × 365日 = 3,650人

これは家出人総数割合の3.8%  特異家出人割合の12% 

もう少し高い比率かもしれない。 一日20人はいるのかも…

 

そして見落としてはいけないデータがある

精神科を受診の最悪のパターンだ

軽い不眠や気分の落ち込みで受診 → 「うつ病」などの診断 

→ 大量処方で医原性の精神病を患う → 症状悪化 → 精神病院入院

 

毎年全国35万の病床から「死ぬはずのない病気(自律神経失調症)」で年間18,000人強が死亡退院

この死亡者数は適当な病名を付けられ統計上は「心疾患」「脳血管疾患」「肺炎」に含まれているんだろう。

 

すると最終の人数は

28,126 + 3,650 + 18,000 = 49,776人  なんと恐ろしい

 

一日 136人  一時間に 5.68人  

つまり 約11分毎に1人の尊い命が「精神医療」の犠牲となっている。

 

精神医療による死亡者  49,776人

この10年での精神医療による死者約50万人

 

関東では宇都宮市、市川市、関西では西宮市、東大阪市(2)の街に誰も居なくなったような状況である。

 

「自死者の40%が精神科受診後だ」とすると59176人

変数を一割増加させると精神医療による死亡者は9400人も増えると予測される。

 

この10年で一つの都市の人口が消えた。こんな数字、政府は公にしたくはないよな…

 

しかし これが精神医療の現実である。

 

「精神医療…?」

「医療…???」

 

これではもう医療ではない、これは「災害」である。

 

nico 

 

 

(2)人口約50万人の主な都市

宇都宮市、西宮市、市川市、東大阪市、姫路市、松山市 等