向精神薬の依存・離脱症状は世界的問題である | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

先日紹介したウェイン・ダグラス氏の「国際嗜癖医学会」の講演内容Benzo Case Japan(1)に掲載されています。

 

タイトルは…

日本また世界各地における医原性ベンゾジアゼピン系薬剤依存症

 

副題として…

規制強化、正しい知識、適切な離脱治療、専門の離脱施設等が必要

 

彼はベンゾジアゼピンを中心に語っておられますが、「ベンゾジアゼピン」を「向精神薬」と置き換えても支障ないと感じます。 同様の意見は彼もウェブサイトで語られています。

 

「結論」での内容は傾聴に値します。

ダグラス氏の了解を得ましたので「転載」させていただきます。

 

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結 論

ベンゾジアゼピン系薬剤の適切な規制、離脱治療、離脱施設などが不足しているため、医原性ベンゾジアゼピン依存症(中毒)は大変深刻な問題になり続いています。

 

この問題の規模や重篤度が医療界や政府規制当局にもかなり過小評価されています。

 

この悲劇が何十年も続いてきました。何百万という人々が、様々な医者に、様々な(不適切)理由で、この殆ど不必要且つ危険な薬物(ベンゾジアゼピン系薬剤)を長期に亘り処方されています。

 

実に沢山の人たちが、自分たちに処方されている薬がベンゾジアゼピン系薬剤であるということさえ知らずに、この薬を疑うことなく飲んでいます。

 

また、多くの人たちが自分に実際に起きている疾患の原因(依存症)やなぜ起きているのかは解らないまま独りで苦しんでいます。彼らには助けを求める所はありません。

 

ひいては、社会にも深刻な影響を与えているのである。ベンゾジアゼピン系薬剤依存症はまさに世界的な問題であり、緊急事態で、皆一人一人は直ちに対応にあたる必要があります。


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頭痛に「アンナカ」、肩こりに「デパス」(2)にも記事にしましたが、精神科医だけではなく内科医等も「薬因性症状」の知識もなく、安易に向精神薬が処方されています。

 

そして多くの人が自分たちに処方されている薬がベンゾジアゼピン系薬剤であるということさえ知らずに、この薬を疑うことなく飲んでいます。

 

是非 一度「講演の全文」を読まれることをお勧めします。

 

 nico

 

 

(1)Benzo Case Japan

http://www.benzo-case-japan.com/isam-japanese.php

 

(2)頭痛に「アンナカ」、肩こりに「デパス」… 

http://ameblo.jp/nicolas2012/entry-11864507288.html