祭りのあと…  (次期監督ハビエル・アギーレ) | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

決勝戦から10日以上経過し、テレビでワールドカップの話題を見る事は殆どなくなった。

 

32日間、64試合の真剣勝負を楽しんだ後、テレビを点けてもワールドカップの試合がないのが「不思議」な感じさえする。 皆で騒いだ「祭りのあと」の寂しさか…

 

先週末、NHK-BSで、ワールドカップ「全試合ダイジェスト永久保存版と称して、64試合のダイジェストを放送していた。

 

もちろん録画し「お宝映像」としてハードディスクに保存した。

数か月後に、栗焼酎をロックで飲みながら、また観るのだろう…

 

ところで、78日から13日までの「準決勝」、「3位決定戦」、「決勝戦」、これが同じスポーツかと思えるほどの結果だった。

 

準決勝(78日)ブラジル  1 - 7  ドイツ 、準決勝(79日)オランダ  0 - 0  (PK 2 - 4)  アルゼンチン

3位決定戦 (712日)ブラジル  0 - 3  オランダ、決勝(713日)ドイツ  1 - 0  アルゼンチン

 

開催国のブラジルが2試合で「10失点」、準優勝のアルゼンチンは「1失点」だったが得点することができず、決勝で敗れメッシの夢は叶わなかった。

 

6大会ぶり4度目の優勝を果たしたドイツは、ノイアー、ボアテング、ラーム、シュバインシュタイガー、クロース、ミュラー、そして途中交代のマリオ・ゲッツェがUEFAチャンピオンズリーグで優勝を含む3年連続4強入りを果たしたバイエルン・ミュンヘンの所属選手だった。国内に強豪クラブを持つ代表チームは強い、彼らを「軸」にチーム造りが出来る。

 

チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、オランダ代表のルイス・ファン・ハール監督が最優秀指揮官だという考えを明かした。(1)

私はオランダ・サポーターなので贔屓目で見てしまうが、同感である。

ロッベン、ファンペルシーは凄い選手だが、チームとしては「ドイツ」のような完成度はなかったと思う。

GL初戦の「スペイン戦」は、スペインのパスサッカー「ティキタカ」「ステーションスキップ」というファン・ハールの戦術で封じ大勝した。ベスト4をかけた準々決勝「コスタリカ戦」でのPK戦でのキーパー交代は、私も記事にした。

 

「ステーションスキップ」とは、選手密度の高い中盤を飛び越し一気に前線にパスを送る作戦である。

簡単に例えれば、小中サッカーでよく見られるロングパスでフォワードに球を集める作戦であるが、ワールドクラスのレベルではファンペルシーやロッベンのようなタレントがいなければ成立しない戦術である。

 

 

ところで、日本の「グループC」の試合は何度観ても悔しい思いが湧いてくる。

 

組み合わせ抽選会は「ザックジャパン」にとってはラッキーだった。

海外メディアの論調も、二位通過は混戦で「日本」が有利と報じていた。

 

今さらと言う感じはするが、コートジボワール戦で「引き分け」、ギリシャ戦で「勝利」していれば、「勝ち点4」でグループリーグは突破できていた。

 

Best16で、ギリシャはコスタリカ相手に1対1でPK戦にまで縺れ込んだが、

グループリーグでの「不可解な采配」と「無用なファール」さえなければ、その場に日本代表が立つことは可能だった。

 

そしてコスタリカを破れば、Best8でファンファール率いるオランダと対戦する姿を観ることができたと思うと忸怩たる思いがする。

 

今回、アジア予選を突破した「日本」「韓国」「オーストラリア」「イラン」は、1勝することもできなかった。

現在はAFC枠(アジア)は「4.5」であるが、次回の予選で減らされる可能性がある。

 

ブラジル大会の成績を踏まえ、CONMEBOL(南米)とCONCACAF(北中米カリブ海)が増枠を求めてくるだろう。

コスタリカ、メキシコ、アメリカの活躍を見れば、確かにCONCACAFの「3.5」は少ない。

 

AFC枠(アジア)が「3.5」になった場合、予選グループで「韓国」「オーストラリア」そして中東の強豪国「イラン」や「カタール」のどこかと同じ組になる、果たして「突破」できるのだろうか・・・?

 

日本代表の次期監督としてハビエル・アギーレ氏の就任が決定的な状況だと報じられている。

 

日本代表のW杯での「敗因」を分析しない、そして次に向かう「日本代表のサッカー」がどのようなものであるべきかを議論もせず、「次期監督選考」が先行する。

 

ハビエル・アギーレが「良い・悪い」と言っているのではない。

 

どんな「日本代表」にして欲しいから、「アギーレ」に監督を任せるというメッセージを発しないのなら

 

「日本代表」の躍進は期待できないと私は思う。

 

nico

 

 

参考・引用

 

ゲッツェが延長V!!ドイツがアルゼンチン下し24年ぶり4度目のW杯制覇

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?143096-143096-fl

 

(1)  モウリーニョが選ぶブラジルW杯最優秀指揮官はファン・ハール

http://newshubapp.com/e/254437