「反精神医療」のブログなどに書き込まれる批判的なコメント・・・
度々、見られるのが
「全ての精神科医が悪いのでしょうか・・・」
「全ての向精神薬が危険なのでしょうか・・・」
確かに「精神科医はヤクの売人」と「精神科医を全否定」するブロガーも一部にはいらっしゃる。
全ての精神科医が悪いのであれば、「精神医療」そのものを廃止し、「精神科医の医師免許」を剥奪すべきだろう。
私はそんなことは言ってはいない。
脳が身体の「一部位」である以上、「脳の病気」は存在するだろう・・・
ただ「精神」という科学的に「未知の領域」の病を、全て「精神科」の領域だと主張する、「精神医療」に異議を唱えている。
どのような職業であろうと「良し悪し」はある。
良い「教師」もいれば、悪い「教師」もいる・・・
良い「警察官」もいれば、悪い「警察官」もいる・・・
良い「経営者(社長)」もいれば、ブラック企業の「社長」もいる・・・
良いレストランの「料理長」もいれば、食材の偽装表示をする「料理長」もいる・・・
良い「お米屋」さんもいれば、古米を「新米こしひかり」だと嘘をついて売る「米屋」もいる・・・
職業に限らず
良い「酔っぱらい」もいれば、酒癖の悪い「酔っぱらい」もいる・・・
良い「ドライバー」もいれば、飲酒運転をする「ドライバー」もいる・・・
飲酒運転をする「ドライバー」は、全ての自動車を運転する者の総数からすれば、微々たる数字であろう・・・
しかし、飲酒運転に起因する「交通事故」が、社会に与える影響を考慮し
道路交通法は度々「改正」されてきた・・・
「教師」や「警察官」は倫理観や使命感を必要とされる「職業」だと思う。
だから、「先生」と尊敬を込めて呼ばれ、「おまわりさん」と特別な親しみを持って呼ばれるのだろう。
「教師」や「警察官」の不祥事がマスコミに大きく取り扱われるのは、
それがごく限られた「一部の人」であっても、
「教師」や「警察官」が不祥事を起こすということが見過ごすことができないのは、
「社会規範の維持」という考えが根底にあるのだと思う。
精神科医に限らず、全ての「医者」と呼ばれる者も同様である。
高い「倫理観」、生命に対する「尊厳」。人の命を救いたいという「使命感」・・・
これらを持ち合わせているという前提で「先生」と呼ばれているのだと思う。
私の場合、四人目の精神科医でやっと「減薬・断薬治療」に理解のある医師にめぐり会えた・・・
確率で25%である。
もし最初の精神科医が「良い医師」であったのなら、あなたは「幸運」であり、
「ニコ呟・・・」のような「反精神医療」のブログを読む必要なんてない。
「精神医療」という名前を「道路」に名付けるのなら
その道路にはあまりに多くの「飲酒運転」「スピード違反」が横行している・・・
「死亡事故」「ひき逃げ」も多発している・・・
道路交通法にあたる「医師法」は全く機能していないのが「精神医療」である。
にもかかわらず「うつは心のカゼ」「うつはからだの病気でもある」などと「危険な道路」へ手招きしている・・・
それが「精神医療」である。
そんな「危険な道路」を「渡りなさい」と子ども達に言う事は、私には到底できはしない。
故に「精神科・心療内科」には行くな
近づいてはダメだと、日々呟いている・・・
nico