「考え事」をしようと、ベッドに横たわるときがある、
するとリオがヒョコッと腹の上に乗っかってくる。
私の「お腹」とリオの「お腹」重なり合い、暖かさが伝わってきてポカポカしてくる。
心地がいい、「アニマルセラピー」だ・・・
リオが我が家にやって来た頃、私はまだクスリの副作用でほとんど「寝たきり」だったので、
外に出て遊んであげることは出来なかった。
今の体重の4分の1もないリオが、お腹をよじ登り、可愛く「遊ぼーよ」とせがんでくれた。
リオは何時間も私の「手」と「指」で遊んでくれていた・・・
それから2回の春を迎え、リオの体重は充分お腹に感じる重さになってくれた。
先日、リオを腹の上に乗せていた時、ふと「探し物」について考えていた・・・
何かが「見つからない」ってこと あるよね・・・
例えば、机の上に置いている「眼鏡用」の小さな「ドライバー」
いつもの場所にない・・・
いくら探しても見つからない。
見つからないので、「同じ物」を買ったりしてしまう。
数日後に、物入れの「小さな籠」の裏から出てきたりする・・・
「ドライバー」は数日間ずっとそこに「在った」・・・
でも 私にとっては「なかった」のだ・・・
探してもなかったから「ない」と思った・・・
「真実」もそうかもしれない。
最初は何が「真実」なのか、誰の意見が正しいのか分からなかった。
でも、真剣に探せば、いつか「真実」に辿り着く・・・
探している「真実」は、
きっと 私の傍らにずっと「存在」していたのだろう・・・
Nico