イタリア精神保健改革(バザリア法) | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

イタリアに「精神病院」がないことを知っている人は多いと思う。

1978年5月「ある法律」の制定により精神医療改革が進んだようです。

しかし「精神病院」の代替施設である「地域精神保健サービス機関」という「機関」に関する情報は少ない。

上手く機能しているのであれば、日本も参考にするべき「精神医療制度」なのかもしれない・・・



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通称バザリア法、(またはバザーリア法)とは、イタリアの精神医療・福祉に関する法律である。

1978513日に公布された世界初の精神科病院廃絶法である。

後に同年1223日成立の833号法に条文が移された。

通称名はイタリアで精神科病院(イタリアではマニコミオと呼ぶ)の廃絶を最初に唱えた精神科医フランコ・バザーリアにちなむ。

精神科病院の新設、すでにある精神科病院への新規入院、1980年末以降の再入院を禁止し、予防・医療・福祉は原則として地域精神保健サービス機関で行う。

治療は患者の自由意志のもとで行われる。

やむを得ない場合のために一般総合病院に15床を限度に設置するが、そのベッドも地域精神保健サービス機関の管理下に置く。

緊急に介入しなければならない時、必要な治療が拒まれた時には強制治療できる。その場合、二人の医師個別に治療が必要という判断治療の場は地域精神保健サービス機関以外、という条件を満たさなければいけない。

また、市長あるいは市長の任命する保健担当長の承諾や、その市長が48時間以内に裁判所への通報することも義務づけられている。

強制期間は7日間

延長の場合は再度手続きを踏む。本人や本人に近しい人は裁判所へ抗告することもできる。

Wikipedia抜粋)

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フランコ・バザリア


あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか・・・                              (ニコラスの呟き)

フランコ・バザリア(Franco Basaglia)は、イタリアの精神科医、神経科学者、大学教授。

誕生 1924311日イタリアヴェネツィアサン・ポロ

死没 1980829日(56)

Wikipedia抜粋)


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精神科病院がどんなところか知りたかったバザーリアは、シーツ回収人に化けて院内をくまなく観察したそうだ。地獄絵を目の当たりにした彼は「ここは監獄だ」と気づきます。

そして"監獄"をぶち壊す決意を固めたそうです・・・



イタリア精神保健改革(2)に続く・・・



Nico