検索サイトで「 反精神医療 ブロガー 」とググッてみると、喜んでいいのか、Nicoのブログが上位にきたりします。
しかし何年もブログを書き続けておられる、アリスパパ(八咫烏)やキーサン医師こと東洋医にはかないませんが・・・
メッセージ相談で「反精神医療」の〇〇〇〇〇さん どう思いますか・・・???
みたいな質問をいただいたことが数回ありました。
どのような理由かは分かりませんが、「ニコラスの呟き・・・」には、「烏さん」や「キーさん医師」のブログを読んで、「なんか違うな・・・」と思った人に読んでいただいているようです。
CCHR系で著名ブロガーはKebichan・米田氏とサイコバスター・小倉謙氏かな・・・
小倉氏は市民の人権擁護の会(CCHR)日本支部世話人でサイエントロジスト(1)です・・・
私がお答えするのも、まだ経験不足なので、キーさん医師こと内海氏が結構分かり安く書いているブログを見つけました・・・
「無断・引用」させていただきます。
反精神医療の草分け的な「笠陽一郎」や著名ブロガー「かこさん」も登場しますよ・・・
CCHRとサイエントロジー教会の関係はWikipediaで簡単に調べられます。
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それぞれの違い 2012年6月11日
先日長い名前のサバイバーの方(以下親で自殺は?さんとさせていただく)から質問があった。質問は荒らしから本気までよくされるわけだが、今回の質問内容はいつも聞かれるものなので、もう一度答えておこうと思う。ここではアリスパパ、CCHR(市民人権擁護の会)に始まり、リンクしている「かこさん」のブログから他のブログに至るまで、関係性がわからない人が結構いると思うので。
基本的に皆さんにおさえておいていただきたいことは、アリスパパたちの精神医療被害連絡会、CCHRとは精神医療の改善や撲滅という点で部分的に共闘しているが、それぞれ全く同じ意見でもなんでもないということである。
ほとんどの人はみなグループのようなもので、同じ思想のもとに動いているのではないかと考えているようだ。しかしそれは大きな誤解であるといってよい。第一みんな同じである必要性は全くない。そして私自身精神医学への最も過激な反対派ではあるが、それはイコール代替療法(栄養学とか東洋医学とか心理学とか)を推奨しているわけではない。「反精神医学=そういうものを勧める人たち」と思っている人も多いようだが、ここは勘違いしてはならない。精神に関して医学や物質が介入することに対して反対しているのである。精神の本質的問題は思想や哲学的問題であり、人間関係の問題でありコミュニティの問題であるというのは、私の中でゆるぎない。
アリスパパたちは被害者家族や当事者集団であり、精神医療の改善は望んでいても撲滅までは望んでいないと思う。また裁判を主体に行動している人たちなので、あまりに精神医学や薬理学から脱線できないという理由もある。さらにいうと方法論も基本的に真反対である。アリスパパはIT社長を実際やっていた人間で、金の汚濁もいろいろと知っている人だし、企業や官僚や業界を動かすのにポリシーをもっている。本人もブログに書いているがそれは正面突破、正攻法、一歩一歩などという言葉で表現できるのではないだろうか。それは本来褒められるべきことだと思うのだが、私はそういう考えをもち合わせていないのだと思う。
CCHRは人道主義者の団体であり、かつ完全なる精神医学否定を掲げた人々である。この完全なる精神医学否定という点は私と共通する。しかし手法としては一歩一歩という発想も強いので、アリスパパと通じるところもあるかと思う。完全なる精神医学否定というとヤバそうに聞こえるが、精神のつらさや問題を否定してるわけではなく、そこに医学を介入させること、薬や電気治療や診断名を介入させることが問題だと述べている。この意見は科学的にも歴史的に海外の論調からしても至極まっとうであり、むしろ日本人が無知なだけにすぎない。ただそれが宗教と強く結び付くような色彩を感じさせてしまったり、栄養療法や高額治療を前面に押し出す色彩を感じさせてしまうと、批判の対象になると思う。だから私も栄養療法は一定の価値しかないとして彼らとスタンスが違う面もあり、彼ら自身も高額栄養療法を本来前面に押し出したいというより、栄養療法であれば十分下支えになるという意見が多い。
それに比し、以前活動していた精神科セカンドオピニオン活動の笠医師やかこさんの系列は、「良き精神医学」というものをいまだ追っているとは思う。少し前に笠医師と電話で話す機会があったが、彼は「CCHRの思想は9割賛成、1割反対である」ということ、そして「自分は薬に逃げすぎた」ということ、「患者や家族を援助しすぎた、自浄能力を失わせた」ということ、そして「医師(この会話では内海と笠について)しか分からない批判の受け方があり、また精神医学がダメでも誰かが助けないといけないという考えもある」と述べていた(聞ける人は本人に聞いて)。私が彼を批判している重要な部分は病名やレッテルをつけてきたということ、今までの薬のことは正直に問題だったと認めることであり、彼のポリシーそのものには共鳴できる部分もあるのである。世の中には人道主義では通らないダークな部分がたくさんあること、キーサンと呼ばれるキチガイ達の訴えの正しさと手法のイキぶりなどは共鳴できるのである。それに比し家族会やそこから派生した会(くじら会とか早期介入を考える会)というのは、非常に中途半端な存在であった。ほとんどは親の集団であり飲ませてきた人間たちの集団なので、そこを見つめようとする風潮はほぼ皆無に近かったし、今でも似たようなものである。親で自殺は?さんのいうことが本当かどうかわからないが、親を批判するような内容を送ったとなると、この系列の人たちは極端な拒絶反応を示す傾向がある。これは以前このブログの中身でもコメント欄を中心にケンカがあったように思う。
私はこれらを統一したいなんて思ってないしそんな力もない。事実と歴史と科学を知り、それでも精神医療に浸る人間はアホだとしか思っていないが、そういう人は慰めあうような場所へ行けばいいだけのことである。それが解決につながるとは私には思えないが、わざわざ強制しようとも思わない。だから私はキーサンイズムについては同意するが、精神医学については徹底的に反対する。そこは他のどの人々にもない特徴であろうと思う。こんな狂った世の中だったらキチガイが一番まともではないか?と思っているのである。だから味方もいらないし、うまく距離をもちながら共闘できれば十分である(笠医師たちとは今や一切共闘などしていない)。
これはある程度事情を知っている人間しか分からないが、私が今、考えの近い人はサイクバスターさんと小西勝之さん(この人もキーサンイズムが強い)だと思う。彼らを二で割ったような精神状態と行動論理が、今の私の基本である。私は誰かさんたちのように、押し売りして誰かを助けたいとか助けましょうなんて言う気はさらさらないのである。意見は言ったり書いたりするし、必要な医学知識を載せることはあるだろうが、所詮生命は自分で守り自分ですすめていくしかないと思っている。そんな人間に俗界のルールや法律なんて二の次三の次のシロモノである。以前、「精神科医なんてやくざと同じ、そしてそれを利用するキーサンも似たようなもの」ってコメントをいちキーサンからもらった気がするけど、そこまで考えて、そこまで国や周囲への復讐心を猛らせてシステムを利用するなら、もう私は止めはしない。レッテルをはられ白い目で見られるかもしれないが、彼らはそれを許容できるのだから。
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みなさんの参考になれば幸いです・・・
Nico