ゾンビにさせられて布団の中で「ガクブル」していたころ
私だけがこんなめに合わされて、私だけがこんなに辛い… と思っていた。
ブログを始め「うつ病闘病記」を覗いて回って、私だけじゃない、はみんな「怖い」んだって知ることができた。
私だけが「怖い」 私だけが「不安」だって思うから
孤独に感じ、恐怖心や不安感が増してくるのだと思う。
減薬・断薬治療も順調で、寛解の少し前の方の思いが最近気にかかる。
本当に完治するんだろうか? 後遺症に一生悩ませられるのではないのか・・・
新たな「不安」である。
「精神医療」において「完治」、つまり治ったとはどんな状態のことを言うのだろうか・・・
精神科医の大多数はうつ病は慢性疾患でありずっと精神科治療薬を飲み続けなければならないと考えている。
また一部の医師はおそらく「精神科治療薬」を服用しながら働けるようになれば「治った」と思っているのかもしれない。
そうであるならば、わたしは「治った」のかもしれないが、それは精神科医のかってな思い込みだろう。
わたしはまだ精神科治療薬を服用し、減薬による離脱症状に苦しんでいる。
決してまだ治ってはいない・・・
治るんだろうかという「不安」・・・
テレビを点ければ「不安」から生じる「商品」の宣伝やプロパガンダが溢れかえっている、ほんとうに辟易する。
死んだら家族が路頭に迷いますと「生命保険」
病気になったらこんなにお金がかかりますよと「入院保険」
地震がもうすぐ来ますよと「防災グッズ」
我が国の「国家財政」は本当に破綻するのか・・・???
単式簿記に変えれば黒字だと「暴走老人」が選挙の時に言っていたが。
破たんするぞと「不安」を煽り増税を目論む。
健常者の主催する「反精神医療の団体」も「裁判だ!!」「被害者の方、私と一緒に戦おう!!」と煽り立てる。
誰かが目的を持って不安を煽る・・・
ところでメッセージ相談を受け付けるようになってから半年経過した。
心の病罹患者本人の場合とそのご家族の割合が半々といった割合である。
最近はSNSだけではなく、現実の生活で私が「反精神医療の活動」をしている事を誰かから聞いたのか、電話での相談も受けるようになってきた・・・
先日、お母様が「精神科治療薬の薬害」合われた方の相談を数回にわたり受けた。
相談と言っても私は医師ではないので、話を聞くのにほとんどの時間を費やする。
最後の電話の時、その方もわたしも会話中何度も笑っていた。
「ほんと精神科医って最低―――」「そうそう」って、ケラケラ笑いながら話しをしていた。
その時 ふと思った・・・
誰かが煽る「不安」なんて無視して
「精神医療」のここがおかしいよねって笑って話せるとき、
この時が「うつ病が治ったとき」だと私は思うのだが・・・
Nico