ちょっと遊び半分で「反精神医療」「活動家」って入力してgoogle検索してみました。
やばい・・・
Nicoのブログが2番目に出てきた・・・
わたしがメディカル・マフィアの一員だったら、まず 上から5番ぐらいまで潰すことを考えるな・・・
なんで「東洋医」や「八咫烏」が出てこないんだよ・・・
CCHRはぜったいトップに表示されるべきでしょ・・・
Googleさんに 訊いてみたいな Nicoが2番目の理由・・・
ボランティアの会「HOPE」の代表の黒澤正樹氏(パキシル・ジョーさん)ぐらいは上に来てほしかったよ・・・
でも「反精神医療」「団体」って入力検索したら
黒ちゃん(パキシル・ジョー : 黒澤正樹氏)がトップで2番が「東洋医」こと内海恥氏だった・・・
ほかの検索上位の記事を覗いていたら、興味深いのがあったので紹介します。
毒語臥床(180)から転載です。
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<反精神医学ブームから何を学んだか?>
最近、トーマス サズが死んだと聞いた。今なお、懐かしくも新鮮な記憶が甦る。
1970年代の精神病院に、突如として、「反精神医学」が飛び込んできた。
ちょうど、精神病院に勤めていて、あらゆる人権無視、殺人、暴力、差別を目撃していて、何かを変革したい時代でもあった。
クーパー、フーコー、サズ、レインなどの著作は、必読書となったが、本を読解する能力と根気に欠けた僕には、積んどく・・だけの代物だった。
VILLA21やキングスレイホールの先進的試み(1)は、少なからず僕に影響を与えたが、手法は、医者の独りよがりの「実験」に過ぎず、破綻したのも必然だったろう。
何事にも、山勘人間だった僕は、マクスウェルジョーンズの「治療共同体」思想以外は、哲学、人間学、社会学として・・つまり、観念論として、エキスは頂戴したが、医療への直接的使い道は無い・・と早合点していたふしがある。
当時は、病棟開放化や反保安処分闘争、ロボトミーや電気ショック批判、作業療法批判の真っ只中にあり、全共闘の流れを汲む先輩医師は、学会闘争などを通じて「先鋭的」に斗い、臨床実践に「埋没」する僕は、日和見・・と批判された。
彼らは、反精神医学の空気だけ吸い込み、それをレジスタンスの糧として行った。
議論だけは熱心だが、臨床に戻ると「ただのお医者さん」にしか、僕には見えなかった。
先鋭的メンバーの残りかすが、中山宏太郎、森山公夫、中島直、中島豊爾、そして、岡江晃、野田正彰。つまり、反保安処分運動の多くが、見事に保安処分思想の具現者となり、多剤大量処方の患者殺しを続けている。(2)
一方、全国「精神病」者集団の大野萌子、山本真理は、
運動内部で、仲間を切り捨て、これまた、自分たちこそが保安処分思想そのものだと、馬脚をあらわして行った
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/4511/moritaiitirou.htm
当時から「手帖」を欲しがり、政府の審議会委員になりたがるオメデタ志向は、未だに変わることがない。
海上寮療養所の鈴木純一も、西城病院の村田穣也も、ニセモノだとすぐ分かったので、治療共同体実践は、自分オリジナルをやるしかなかった。
岩倉、光愛、駒ヶ根、陽和、三枚橋・・と、各地を転戦し、「おいしいとこ取り」をやって、一方では「あんなんじゃ、あかん」とこきおろす・・
昔も今も、その調子は変わらない。
堀江病院には、開放化→解放病棟が現出し、全員ミーティングには、スタッフ、入院患者、外来患者、家族が、対等の発言権を持って参加し、外出、外泊、退院の是非まで、討論し、処方の内容まで、みんなが作り上げる・・という領域まで到達した。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/4511/syakairinnsyouzassiyori.htm
堀江病院の解放区は、残念ながら、サズの教訓を生かせず、僕と言う社会性の無い「医者」の独走ゆえに、長続きはしなかった。
しかし、全員ミーティングで提案された長期保護室患者の、薬のwash outは、何名もの奇跡を起こし、薬剤に埋もれた誤診例の存在を教えられたのも、あの時代だった。。
クーパーやサズは、日本にもやって来たし、東大赤レンガ病棟や岩倉でも、講義をやったらしい。
東大や岩倉の連中は、その当時から、バカの寄せ集めだったらしく、彼らから、何も引き継がなかった。
もったいないやら、情け無いやら・・。
結局、反精神医学の嵐が去って、残ったのは、皮肉なことにサイエントロジーとCCHRであり、オカルト教団はともかく、CCHRは精神医療批判の純粋急先鋒として、毅然とした闘いを続けている。
反精神医学は、VILLA21やキングスレイホールで、一敗地にまみれたのだろうか?
いやいや、そうじゃない!
http://suto.socs.waseda.ac.jp/papers/articles/a9801.html
医師を頂点とし、患者を最下層に置くピラミッド構造を糾弾した。診療での、医師患者関係の対等性を志向した。生物学的精神医学批判から、薬剤やロボトミー、電気ショックへの、痛烈な警鐘を鳴らした。措置入院、医療観察法など、精神医療の治安的役割を排除しようとした。発病や混乱に至る生活環境、家族状況、貧困や差別や疎外などに着目した。
当時の「運動かぶれ」「活動家崩れ」たちが、真摯に反精神医学を消化し、止揚していたなら、こんにちの、この体たらくは無かっただろう。もったいないやら、情け無いやら・・。
かくして、体制内に取り込まれた、言葉だけが空回りするピンボケ運動には、業界の全てが、誤診や不要な投薬の上に成り立っていることすら、気付く感性が見られない。
「統失」という、医者から付与された誤診の上に、病者としてのアイデンティティを誇っても、それは、悲しすぎる喜劇だろう。
トーマス サズの言っていたことは、回りまわって、ちょっとだけ「正解」に近かった・・
いや、今でこそ加速度的に「正解」に近づいている・・そんな思いで、サズを送りたい。
(1)キングスレイホールの先進的試みhttp://www.eonet.ne.jp/~skado/book1/kingsley.pdf#search='%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB
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(2)多剤大量処方の患者殺しを続けている・・・
http://dokuzetu2.ken-shin.net/l1885dokugogasyou-151.html