Nicoは最近「無駄な事」「無駄な物」が見直されているように感じます・・・
「無駄・・・」
よく使う言葉だけど、みんなも真剣に考えたことはないと思うので今日のテーマにします
英語にすると分かりやすいかも・・・
辞書で引くとuseless(使いようのない)no good(良くない)unnecessary(必要のない)などが英訳として記されています・・・
だ【駄】 という漢字は名詞に付いて、値うちのないもの、つまらないもの、粗悪なものなどの意を表します・・・
「駄菓子」「駄じゃれ」etc…
駄菓子が「無駄」だと言われてしまたっらNicoは「違う!!」と言いたくなります・・・
Nicoの子供時代の懐かしい思い出は、母にもらった10円を握りしめて行った「駄菓子屋」さん、
そこでは友達とのコミュニティーができていました・・・
ポン煎餅が5円、赤や青い飴玉が1個1円・・・10円あれば、いろいろと買えました
お金持ちの子供が100円玉を見せびらかし、今で言う「大人買いを・・・」
こういう出来事で現実的に「貧富の格差」を理解し、それを受け入れる訓練をしていたんだと思う・・・
だからNicoは「駄菓子」は「使いようがなくて」「良くなくて」「必要のない」お菓子だなんて思いません
「駄じゃれ」が無駄だっていわれると、Nicoの世代のオジサンたちは、もう若い人と会話が出来なくなってしまいます・・・
お願いですから「愛」を持って笑ってあげてください・・・
Nicoのブログ「5R&2L」のリダンダンシー(冗長性)でも書いたけど、冗長という言葉も本来の意味は「無駄が多くて、長いこと」という意味で、どちらかというと悪いイメージの言葉・・・
それが、近年 IT用語や経営学で「閉塞感」に満たされた現代を生き抜くキーワードの一つとして注目を集め始めました
投資効率や経済合理性を突き詰めれば、当然「無駄」は排除されてしまいます・・・
しかしそれは「遊びのないハンドル」
リダンダンシーは多様性につながり、多様な発想はリスクヘッジにつながる・・・
「想定外」という言葉が陳腐化してしまった今、「無駄」に秘められた「合理性」「正当性」に人々は気付き始めた・・・
組織管理でも発想は同じ、日本経済や世界経済が順調に伸びていた頃は、経済合理性を突き詰めた、「無駄」の排除は有効だったかもしれない、しかしそんな時代は終焉を迎えた・・・
教育現場での組織管理、つまり「生徒指導」の手法も基本的には同じ現象が起こっています
管理者(教師)にすれば、非管理者(生徒)は同じような思考・興味・行動をしてくれたほうが「効率がいい」(管理が容易)なのは事実だろう、しかし生徒たちは今 正に心身ともに成長の真っ最中の一人一人違った個性を持った人間です・・・
自己の管理能力の欠如(教師としての未熟さ)を別の理論にすり替えている事を看過することをNicoは出来ない
中学生のころの話しです・・・
その子は無口で勉強も普通の成績、特にいじめられていたという分けではないんだけど、協調性とかは全くなし、その子は休み時間になると必ず校舎の裏庭に走って行った・・・
そして一心不乱に地面を見つめていた・・・
放課後も同じ・・・
彼が毎日観察していたのは「蟻地獄の巣」だった
先生も友人たちも「変な奴」としか思っていなかった・・・ 時折話す会話も「意味不明」だったし・・・
今だったら、間違いなく「発達障害」とか「ADHD」のレッテルを貼られいたと思う
でも、卒業してからも何故かそこ子のことは記憶に残っていた
10数年前、中・高合同のサッカー部の同窓会があったとき、何故か「その子」の話しになった
「その人」は、なんと今では「世界的権威」のアリジゴクの生態に関する博士になっているそうだ・・・
教師から見て「無駄な生徒→良くない生徒」は発達障害かADHDと思いたい・・・
そう分類できれば先生は楽だもんね・・・
去る6月にNHKのクローズアップ現代で放送された 「“薬漬け”になりたくない~向精神薬をのむ子ども~」
問題提起という意味では否定はしませんが・・・
国立精神・神経医療研究センター 中川英二医師
「向精神薬が成長過程にある子どもの脳に与える長期的な影響については、全く解明されていません。
慎重な投与が必要だと思います。」
中川さん 全く解明されていないんだったら投与はしてはいけません
「慎重な投与」ってなんですか???
あなたたち精神科医は「投与」(向精神薬の処方)以外の方法は知らないんですよね・・・
この現実こそNicoが精神医療を「全否定」する一番の理由です
そしてエンディングが
「どうしても必要なもの、これはやはり薬だけしか頼れないこともありますけれども、使うとすれば最低限、最小期間。
できるかぎり副作用をしょっちゅう確かめながらやっていくということが必要だと思います。」
やっぱり現状のメディアではこうなってしまう・・・
無理だとは思ったが、番組の最後に断言して欲しかった
「発達障害・ADHDは病気ではない」
「向精神薬は覚醒剤と同じ危険な薬物である」
「精神医療は向精神薬を処方することしか学んでいない」
だから
「絶対に子供を精神科に行かせてはならない」と・・・