「アシュトンマニュアル」日本版 最終校正 難攻中!! | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

タイトルの「難攻中・・・」はNicoの想像です・・・


でもね、数日前ウェイン・ダグラスさんに別件で尋ねたいことがあったのでメールしました。

するとこんなメールが・・・


「ニコラスさん おはようごあいます。

今現在はアシュトンマニュアルの和訳文の最終的な校正のお手伝いで非常に多忙です。

文化などの違いで翻訳困難な箇所があります。

その件は、来週までお待ちいただきますか?

どうぞよろしくお願いします。」


日本語に堪能なはずのダグラスさんが、完全にあっせっている・・・

きっとアシュトン教授から「こらっ ダグラス 早よ せんかい!!」

みたいなプレッシャーがかかってるのかも・・・

Nicoが原因だったらゴメンナサイ・・・


ところで来週中には「アシュトンマニュアル」読めると思いますが、読む前に是非、一度 自分の症状を冷静に確認されることをお勧めします・・・

ちゃんと準備しておけば「アシュトンマニュアル」の重要な部分を読み飛ばすことを避けられると思います・・・


ベンゾジアゼピンの長期服用で起こりうる副作用や離脱症状を簡単にまとめておきます・・・

ベンゾジアゼピン作用・副作用・離脱症状


ベンゾジアゼピン薬剤の作用 

ベンゾジアゼピンは、抑制系の神経伝達物質GABA(1)に作用し、鎮静効果を発揮します。

そのため、不安障害や睡眠障害などの患者に処方されます。

ベンゾジアゼピンはGABA阻害を増強する。もし長期投与などによりこの阻害が継続すると、神経適応はこの中枢神経の抑制強化に対して、GABA阻害の減少とグルタミン酸興奮性の増強によってバランスをとります。

ベンゾジアゼピンを中断すると、神経系の興奮と離脱症状の出現が起こる場合があります。

だが一方で、ノルアドレナリン、セロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなど脳内の興奮系神経伝達物質の働きを低下させます。興奮系の神経伝達物質は、注意力、記憶、筋緊張、情緒反応、内分泌作用、心拍数、血圧コントロールなど多くの身体機能に関係するため、ベンゾジアゼピンによって、これらの機能が損なわれる可能性があります。


(1)
GABA


抑制性の神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸 gamma-aminobutyric acid の頭文字

•γ-アミノ酪酸または4-アミノ酪酸(IUPAC 4-aminobutanoic acid)は、アミノ酸のひとつで、主に抑制性の神経伝達物質として機能している物質である。

•アミノ酪酸にはアミノ基のつく位置によりα-、β-、γ-3種類の異性体が存在するが、γ-アミノ酪酸は、そのうちのひとつである。英語名の γ(gamma)-aminobutyric acid の頭文字をとった略称 GABA(ギャバ)が一般的に広く用いられている。

脊椎動物の中枢神経系では、主に海馬、小脳、脊髄などに存在し、また節足動物・甲殻類でも神経伝達物質として用いられている(下の項目を参照のこと)。シナプスでは、シナプス前膜から放出され、後膜の膜上にあるGABAに対する受容体タンパク質と結合して作用を発揮する。GABAは、脳内でグルタミン酸のα位のカルボキシル基が酵素反応により除かれることによって生成される。

また、血液脳関門を通過しない物質であることがわかっており、体外からGABAを摂取しても、それが神経伝達物質としてそのまま用いられることはない。血圧を低下させる作用からか抑制系の反応が現れることもある。

γ-アミノ酪酸と結合するGABA受容体としては3つのサブタイプが知られており、それぞれGABAA受容体、GABAB受容体、GABAC受容体と呼ばれている。

神経伝達物質としてグルタミン酸が基本的に興奮性の神経伝達物質であるのに対し、GABAは基本的に抑制性の神経伝達物質である。GABA作動性のニューロンとしては大脳基底核の線条体からの投射ニューロン(中型有棘細胞)や、小脳のプルキンエ細胞などがある。

GABA受容体に影響を及ぼす薬としては以下のものがあげられる:

•アルコール • バルビツール酸系 • ベンゾジアゼピン • GHB • フェニトイン • プロポフォール フィプロニル


耐性

ベンゾジアゼピンは、常用すると効果が薄れる耐性がつきます。当初の服用量では効果がなくなり、次第に薬の量や種類が増えていきます。特に、睡眠作用に対する耐性は早く形成されます。

抗不安作用の耐性はゆっくり形成されますが、数か月服用しても薬の効果が持続するという科学的根拠はほとんどありません。逆に、長期服用で不安障害を悪化させることもあります。


薬物依存

数週間、あるいは数か月の連続的な常用で薬物依存が形成されます。

「日常生活を送るために、ベンゾジアゼピンを徐々に必要とするようになっている」「当初の症状が消えたにも関わらず、ベンゾジアゼピンを摂取し続けている」「体内で作用する時間が短いベンゾジアゼピン(短時間作用型)を服用すると、次の服薬までに不安症状が表れたり、次の服薬を渇望したりする」「服用を続けているにもかかわらず、不安症状、パニック、広場恐怖、不眠、抑うつ、身体症状の増加がある」などの特徴にいくつかあてはまる人は、薬物依存に陥っている可能性がります。

慢性的高用量のベンゾジアゼピン乱用者に見られるベンゾジアゼピン離脱症候群は、治療のため低用量服用者に比べてより厳しい性質です。継続的に服用するためにより極端な反社会的行動を取って薬物を探す場合があります。

ベンゾジアゼピン離脱症候群の重大度は、「テマゼパム中毒者」が以下に語っています。

私はむしろ、ヘロインを任意の日に取らないことを選びます。私がベンゾジアゼピンから離脱しているときに、あなたがヘロイン20mgとジアゼパム20mgのどちらかを提供してくれるなら、

常にジアゼパムを選ぶでしょう。私は人生の中で、(離脱症状のため)これ以上に脅えていた期間はありませんでした。


離脱症状

ベンゾジアゼピンの長期服用は、様々な症状を引き起こす恐れがあります。

以下の症状が減薬時に現れることがありますが、減薬量を小さくすることによって小さく・または完全になくす事ができます。

症状抜粋

不安, もしくは 恐怖・パニック発作・興奮と不安・心気症・拡張型心筋症・集中力障害 ・悪夢・不眠・筋肉の痙攣・目のかすみ・めまい・聴覚障害・味覚障害嗅覚障害胸の痛みインフルエンザのような症状記憶と思考の障害・触覚過敏・聴覚過敏・頻尿増加・熱感覚・頭痛筋肉の緊張(腰痛)・嗅覚過敏・金属の味・吐き気や嘔吐・血圧上昇・頻脈・うつ (深刻なことがある)・食欲不振、体重低下etc…その他20項目以上

赤文字Nicoの経験した離脱症状

詳細ニコラスブログ

突然の体調不良

http://ameblo.jp/nicolas2012/entry-11284040735.html

参照


減薬、離脱法

服用量をゆっくり減らすのが原則。特に高用量を長く飲んでいた人が急速な減薬を行うと、激しい精神症状など深刻な離脱症状が表れることがあるので要注意です。ベンゾジアゼピンの服用を減らすと、神経系の過度の興奮が引き起こされ、これが離脱症状の根本原因になっていると考えられています。短時間作用型のベンゾジアゼピンを服用していた人は、長時間作用型の別のベンゾジアゼピンに替え、一定の血中濃度を長時間保てる状態にしながら、服用量をゆっくり減らすなどの方法があります。減薬に必要な期間も個人差が大きく、半年、1年かかる場合もあるが、焦らず、ゆっくり進めることが大切です。

だから「アシュトンマニュアル」が必要なんです・・・


次回NicoPCの「ベンゾジアゼピン」のファイルの全ての情報をアップします・・・


その前に下記サイトで自分の呑んでいる薬がベンゾジアゼピン系薬剤かどうか確認しておいてください。


ハイパー薬事典

http://www.jah.ne.jp/~kako/frame_dwm_search.html


Nicoでした