ある日「市民の人権擁護の会・CCHRの米田さん」から貴重な情報をいただいた
「なぜうつ病の人が増えたのか」(冨髙辰一郎 著)を読めと・・・
すぐに買って読んでみた・・・
117頁
「日本における学会による啓発活動という点では、ある研究会の設立が挙げられる。
2003年に「うつ病アカデミー」という名の研究会がグラクソ・スミス・クラインの支援を受けて立ち上げられた。
研究会の目的はうつ病の啓発活動であった。うつ病アカデミーという研究会は順調に発展し「日本うつ病学会」となった。うつ病学会は文字どおりうつ病の研究や診療のための学会であるが、患者への啓発活動を学会の主目的として会則に明示している。
日本の精神科の学会でこれだけ啓発活動を重視した学会はない。」
啓発活動を重視とはNicoのいう「プロパガンダ」であり、患者を創りだす「洗脳」活動のことである・・・
ちなみに、うつ病アカデミーの幹部の名前は・・・
代表幹事上島国利、副代表幹事樋口輝彦、副代表幹事野村総一郎
この名前よーく覚えておいてください・・・ これから何度もでてきますよ
代表幹事 上島国利
国際医療福祉大学医療福祉学部教授
日本臨床精神神経薬理学会・名誉会員、日本うつ病学会・名誉会員(元理事長)、日本精神科診断学会・名誉会員、日本生物学的精神医学会・評議員、日本総合病院精神医学会・名誉会員、日本心身医学会・代議員、日本精神神経薬理学会・評議員
副代表幹事 樋口輝彦
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 理事長 (国家公務員)
副代表幹事 野村総一郎
防衛医科大学校教授 日本うつ病学会前理事長
謎が一つ溶けた・・・
Nicoがパキシルを服用し、「自殺未遂」を起こしたのは2003年からグラクソ・スミス・クラインが周到に用意した「罠」にまんまと嵌っていたのだった・・・
国立精神・神経センターは、平成22年4月から独立行政法人化され、「独立行政法人国立精神・神経医療研究センター」となった
国家公務員であり、しかも国立研究施設のトップという立場にある精神科医が、なぜ利害関係者である製薬企業から堂々と個人的な謝金を受け取れていたのでしょうか?
現在は独立行政法人化されたものの、ナショナルセンターとしての公共性を考えると、公益性、公平性、中立性及び透明性を確保することが求められるはずです
その責任者であるセンター総長も、国家公務員という立場ではなくなったとはいえ、より一層「利益相反(1)」問題には慎重になるべき立場にあります
それで、「情報公開」請求により明らかにされた情報を探した・・・
詳細は次回にまとめますが、平成22年5月~23年6月に、樋口氏が製薬会社から受け取っていた金額(講演に関する謝金等)は合計額で実に3,708,883円です。
(1)利益相反とはある行為により、一方の利益になると同時に、他方への不利益になる行為である。
わかりやすく言うと、依頼者からの業務依頼があった場合、中立の立場で仕事を行わなければならない者が、自己や第三者の利益を図り、依頼者の利益を損なう行為のことである。
怪しい学会(7)へ続く
(本編はKebichanさんブログ「精神科医の犯罪を暴く」・学会HP・「なぜうつ病の人が増えたのか」を情報源としております)