第62回TOPIK II の対策と結果 | ワンツーパンチ

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ここに書いたつもりになっていて書いていませんでしたが、1月13日にソウルで第62回韓国語能力試験TOPIK IIを受験しました。

 

韓国でのみ実施された回で、結果発表まで2週間ちょっとしかかかりませんでした。チュソクソルラルがあるからよけいに急いだのかな?


では、まずは結果からさらします。どん!

 

 

듣기 98点

읽기 98点

쓰기 82点

合計 278点

 

6級でした。

 

듣기と읽기満点、合計270点を目標にしていたのですが、目標を半分達成。平均92.67点ということで、6年前の85.5点よりもアップしていて、少しは成長していたようでほっとしました。

 

最後にTOPIK(旧式)を受験したのが2013年4月なので6年近く前になるのですが、新形式で初めて受験してみて変わった点がたくさんありました。

 

まず、成績証明書がやたら詳細な内容になっていました。

 

顔写真はついてるは、受験者全体の平均点とか、6級だったら各分野でどんな能力があるとか、やたら詳しく分析されていて(昔はただ点数と級しか記載されていなかった)、英検みたい。

 

 

 

しかし쓰기の平均点32.49点って.... あせる

 

なんか旧形式から改悪されてませんか?

 

3〜6級が同じ試験問題っていうのがまず無理があるように思えるんですけど、この쓰기に関しては2級終わったばかりの人にはあまりにも難しすぎて、実力がきちんと測れないのではないかな。

 

そういえば、私が初めてTOPIK受けた時は1〜6級までそれぞれ別々の問題だったような記憶があります。受験者が増えすぎてそれは無理なんでしょうが、せめて前のように3段階くらいでないと、初級終わっていきなりこれだと難しすぎてやる気が削がれそうなんですが...。

 

旧形式の時は語彙・文法があったので、쓰기は400点中の100点で全体の25%、しかも中級と高級は別々の問題でした。

 

今は300点中の100点で全体の33%、しかも平均点が他の2科目に比べてあまりにも低いのは、試験としてどうなのかな?

 

쓰기で最終的な級が決まるようなもんですよね あせる

 

 

文句(愚痴?)はこのくらいにして、今回受験に向けてやった内容ですが、

 

前回よりもさらに歳を食ってますます集中力が衰えたので、듣기と읽기は集中力を磨くために過去問をやりました。

 

過去問の点数です。

 

第52回 듣기 96点 읽기 98点

第47回 듣기 100点 읽기 84点

第41回 듣기 96点 읽기 94点

第36回 듣기 96点 읽기 96点

第35回 듣기 100点 읽기 94点

第60回 듣기 100点 읽기 100点

 

6年前までは듣기はパダスギと音読、읽기は単語帳作りと、過去問を教材として勉強したのですが、今回は1回過去問をやってみて、時間もないし過去問は集中力を鍛えるためだけに使用して、特に勉強はしませんでした。

 

とにかく最後まで集中するのが難しく、意識が飛んでしまって、まさに拷問。3科目になって問題数も時間も増えたからでしょうか、自分の歳のせいだけじゃないと思いたいです。いや、やっぱり歳のせいです...。

 

읽기では集中力を絶やさない方法として、6年前にあみだした「まず小説以降の後ろの大問から解く」方法に一工夫加えて、

1番から11番(並べ替え問題直前)まで → (小説の大問直後の)43番から50番まで → 12番から41番まで → 最後に42番の小説問題、この順番で。듣기はなぜか最初の簡単な問題のあたりで意識が一瞬どこかに飛んでいってしまうことがありました。一回しか読まないところなので大変です 笑い泣き

 

とにかく2週間くらいしか時間がなかったので、듣기や읽기よりも時間対効果の大きそうな쓰기を優先しました。

 

まずは、前田先生の

 

 

これはさらっと目を通しただけ。

 

その後は、みなさんが使っているHOT TOPIKに移りましたが、これがよかった!

 

 

たまたま12月末にソウルでトランジットの時に書店に行く時間があったので、12月3日に出たばかりの改訂版を入手することができました。

 

改訂版が出てることを知らずに前のやつを探していたら、書店で「もうないんですよ〜、今はこれ!」と教えてもらいました。

 

たぶん作文の組み立て方とかの主要な部分は変わっていないんでしょうが、改訂版には51番から54番まで各問題ごとに「最近の傾向」というセクションがあって、その対策と練習問題があるんです。

 

特に53番は、公開されている過去問を見ても問題が複雑化している傾向で、字数内にまとめるのに前よりもさらに要領がいるようになっているみたいです。その代わりなのか、54番は内容が書きやすい題材になってきているそうです。

 

51番と52番はそれほど傾向が変わっていないそうです。


私も結局はこの本をやる時間が10日間くらいしかとれなかったので、実際には過去問も含めて53番10本、54番10本くらい書いたのでしょうか、もうちょっと書いたかな?最後の方は時間がなくなってとにかく読んで脳内シミュレーションで終わってしまいました。

 

でも時間をかけてちゃんと練習問題をやったら、点数アップにかなり貢献してくれるのではないかと思います。とにかくオススメです!

 

前田先生のは、ミレの講座も「書けない人のための〜」とうたってありますが、全く書けなくて固まってしまうような人にはいい教材だと思います。

 

少し書ける人にとっては全体像の把握をする導入本としてはいいと思いますが、それ以降はHOT TOPIKの方が細かいテクニックが身につくのではないかと思います。前田先生の講座でも両方使ってるようですね。

 

あとは、英検1級の作文と2次試験のスピーチを組み立てる練習をしたのも、TOPIKの54番に役に立ったように思います。英検1級を受験された方は、2次試験のスピーチのパターンの作り方を思い出してみるといいかもしれません。

 

第62回の쓰기の出題内容は、

 

54番は、「計画を立てても実践に移せないことが多いが、それはなぜか?実践することが大切な理由は?どうすれば実践することができるようになるか?」といった内容でした。スタンダードなパターンです。

 

53番は、グラフの問題でしたが「グラフ+分析+展望」の複雑化したパターンのやつだったので、HOT TOPIKの最近の傾向でやっておいてよかったです。

 

52番は忘れました あせる

 

51番はメールだったかな?これもHOT TOPIKに出てきたような内容でした。

 

とにかくHOT TOPIKさまさまでした ニコニコ

 

今回韓国でTOPIKを受けたこと自体が非常に興味深いイベントだったのですが、それについてはまた機会があったら書きたいと思います。