私は、昨年の12月まで5年間、大学の事務で契約職員として働いていました。
5年間の契約期間の終わりが近づいてきたとき、
これから正社員の仕事を探すということが、どうもぴんとこなくて、
昨年の夏に身につけた「深層整筋」の施術で、多くの女性を癒す仕事をしたい、
自宅でサロンを開業してみたい、と思うようになりました。
というのも、それまで一緒に働いていたまわりの女性が、
毎日とても忙しくて疲れきっており、体の不調を訴えて、癒しを必要としていたからです。
そんな彼女たちを見るにつけ、かつての自分がそうだったように、
少しでも女性の不調を和らげ、心身ともに健やかに美しく輝けるお手伝いがしたい、
と思うようになりました。
そもそも「深層整筋」とは、あまり耳慣れない言葉かもしれません。
神戸を中心にセラピストとして活躍されているAyako先生が開発された
カイロプラクティック、アクティブリリーステクニックなどを駆使し、
東洋医学と融合させた『Ayakoメソッド』、
その『Ayakoメソッド』の柱となるのが、「深層整筋テクニック」なのです。
わたしとAyako先生、「深層整筋」との出会いは、2年前にさかのぼります。
初めてAyako先生にお会いした私が、まさにそんな疲れた女性でした。
当時の私は、いつもかたよった姿勢で仕事をしていたために、
背骨がゆがんでいて、左の腰だけが痛み、肩こりに悩まされていました。
肩の高さが左右で違っているのですから当然です。
Ayako先生には毎月、全身の骨格、筋肉の矯正をしてもらっていました。
深層整筋の施術には、「アクティベーター」という特殊な器具を使います。
特に力も入れないし、痛みも感じないのに、その効果はてきめんで、
即効でつらいこりが解消されると同時に、下半身を矯正すればヒップアップ、
肩甲骨を矯正すればバストアップと、うれしいおまけがついてきます。
アクティベーターが、筋肉の深いところに働きかけることによって、
ゆがみを整え、筋肉を正しい位置に戻すからなのだそうですが、
理論を聞いても、当時の私は、ただただ不思議な魔法を見るようで
「Ayako先生はすごいな~」という思いでいっぱいでした。
そのうち、自分でもこの深層整筋の施術ができたら、
どんなにいいだろうと思うようになりました。
私の夫は鍼灸師で、人の痛みを和らげ癒す立場ですが、
会社勤めで自身も大変疲れており、つねに肩甲骨付近に痛みがあるようでした。
わたしが、深層整筋の技術をマスターすれば、
いつもAyako先生にやっていただいているように
即効で、夫のこりをほぐしてあげられる、と思ったのです。
夏の暑い日、神戸から出張してくださったAyako先生に、
クーラーもない部屋で、最強で扇風機をまわし、汗だくになりながら
解剖生理学からなる座学、実技を、朝から晩までみっちり教え込まれました。
余談ですが、この『ニコラ』という名前は、「サロン名をどうしよう?」となったときに、
本当に、まったくなんの前触れもなく、私の頭に浮かんできた言葉です。
「天から降りてきた!」と興奮した私は、すぐさまその名前を書きとめ、
「いらっしゃる方が、にっこり笑ってリラックスできるような
サロンにしたい♪」と後付けしましたが、実はあの夏はたいそう暑く、
ニコラ・フィアット社のシャンパーニュを飲む機会が何度かあり
それがとってもおいしくて、私の脳に刷り込まれたのではないかと、
今では確信しております。
Ayako先生が札幌にいらっしゃらないときは、skypeを使って、
レクチャーを受け、課題の発表をしたり、シェアしたりしました。
一緒に学ぶ仲間とおたがいの体を使って練習を重ね、
そうして、2017年10月に試験を受け、みごと
Ayakoメソッド「深層整筋」のディプロマを手にすることができたのです。
実は、カリキュラムの中には、サロンマネジメントのワークもあったのですが、
当時の私は、まだそんなサロン開業なんて、大それたことは考えていなくて、
ただ、夫も将来的にはいつか独立して鍼灸院を開くのだろうし、
そのときには一緒にできたらいいな~、くらいにしか考えていませんでした。
前述の大学事務の契約期間が終了し、
サロン開業が急に現実味を帯びてきたのは、
Ayako先生の技術がすばらしく、
なんど自分が深層整筋の施術に救われてきたことかを実感し、
自分も女性を癒す仕事をしたい、と思ったのと
45歳になって、契約期間にしばられて働くのは、
なんだかもういいや、と思ったからです。
その後、深層整筋に加え、Ayakoメソッドの「深層整顔」の技術を学びました。
これは、器具等はいっさい使わず、手技だけで、小顔・リフトアップ効果が出るものです。
さらに私は、癒しのテクニックを身につけたいと、ホロニック札幌スクールで
「アロマヘッドスパ」「アロマハンドテラピー」「リフレクソロジー」の資格を取得しました。
こうして、サロン開業に向けて少しずつ準備を進めてまいりましたが、
思いもかけず、また来週から大学で事務の仕事をすることになりました。
もう契約で働くつもりは正直なかったのですが、
今はまだ、自宅で開業するめども立っていないため、
これもなにかのめぐりあわせかな、と思っています。
しばらくは、仕事がお休みの土曜日限定で、
お客様のご自宅に伺う出張スタイル、または、札幌市内でレンタルルームを使用というかたちで
サロンをしていけたらいいなと思っています。