全日本、岡山(関連)男子選手に思う | みづきのブログ

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フィギュアスケーターの高橋大輔さんを応援しています

早いもので2023年ももうすぐ終わりですが、今年個人的に残念だった出来事の一つに、5月7日に4年振りに復活した倉敷FSCのファン感謝DAYのアイスショーに都合が悪く行けなかったという事があります(泣)。先日全日本フィギュアをFODで観ていて、感謝DAYで高校生の頃から演技を見せてくれていた男子選手達も、大学を卒業する位の年齢になっていて、時の流れの速さを実感しました。進路的に岐路に立たされてスケートの現役を続けるのかとか、悩ましい年頃だとは思いますが、全力を出し切って悔いの無い選択をして頂きたいものです。

 

木科雄登選手、関西大学。22歳。2023年全日本順位23位。5年前は8位入賞の経験もあり、本来このポジションに居る選手では無いように思いますが、怪我等に悩まされているのでしょうか。以前は大きく美しいトリプルアクセルと思い切りの良い若々しい演技が印象的でしたが、ジャンプを跳ぶ前等に何か躊躇いのようなものを感じてしまいました。体調を整えて、満足の行く演技を又見せて欲しいです。

 

杉山匠海選手、岡山大学。21歳。全日本16位。引退した坪井遥司選手以来の岡大での有力選手なのでは。タノジャンプの多用と軟体を生かした美しいスピンのポジション、手の所作を意識した演技等が特長の選手で、これからもその個性を生かした美しいスケートを期待したいです。私も同じ大学出身ですし、応援しています。

 

櫛田一樹選手、倉敷FSC。24歳。関西学院大卒業後、昨年で引退予定でしたがフリーに納得がいかず今年迄現役を延長。結果全日本は自己最高15位。ショートは完成度の高い出来でした。フリーも少しのミスはあったけれど、冒頭に4トウループを決め、アクセルも入れてきました。技術面以上にステップ等の表現力が上がっていて観客を惹き込む力も見違える程で、素晴らしかったです。吉野晃平さんの少しダークでビターな選曲と振り付けも彼の個性に良く合っていましたね。ここで止めてしまうのは勿体ない気もしますので、何らかの形でスケートと関わって行って頂きたいです。

 

島田高志郎選手。愛媛県出身ですが高校は岡山の就実高校でしたね。22歳。彼はノービスの頃は小柄な選手で、今や手足の長い176センチ迄伸びましたが、そんな体型変化もあって良い時とそうでない時の演技の安定しない部分があるのかと。昨年は会心の演技で2位だったのに、ワールドに選出されなかったのが残念で、今年は何とか雪辱を果たして欲しかったのですが…11位。でもワンピースオンアイスに出演したりで演技の幅を広げてきたと思うし、コーチのランビエール仕込みのスピンは美しいので、安定性を増して頑張って欲しいです。

 

最後に三宅星南選手。関西大学、21歳。三宅選手はここ数年ジャンプや演技も安定してきて、ノーブルなスケートをより楽しめるようになりました。SPのWSSや昨年迄のFSのタイタニックや白鳥の湖等の王道の似合う、恵まれた容姿も持ち合わせた選手ですが、今年のFSはそういった傾向とは違う曲ですが、三宅選手の表現したいという熱意が伝わってくるような感情のこもった演技でした。日本フィギュア男子のレベルは高くて、ジュニアからも良い選手が上がってきて大変かとは思いますが、高橋さんのショー「滑走屋」への出演等を自らの糧として、一層飛躍してくれる事を望みます。(今滑走屋のホームページを見たら三宅選手の他に島田選手、櫛田選手、木科選手と殆どの岡山男子が出演予定なのですね♡良いなあ、現地で観てみたいです…と言うか、関西や岡山でも上演して頂きたい)