全日本男子SPが終了しました。
何よりショックで印象に刻まれたのは、演技や結果ではなく
SP前と後の高橋選手の表情。
長く応援してきて今迄、見たこともない様な苦悩と緊張に
包まれていました。ああ、こんなに怪我が重かったのかと。
ファンとしても、頭を後ろから殴られたようなショックでしたが…
思ったような演技が出来ず一番辛いのは高橋選手ですよね。
何て言ったら良いのか…。
演技自体は、3Aが踏ん張れず、勿体無かったのと、それで
歯車が少し狂ってしまった感が残念でしたが…今出来る
精一杯の事をやってくれたものだと思います。
フリーは、エレメンツの数の多さと時間が長いのとで、更に
不安にならない事もないのですが…。
こうなったら、開き直ってやってみて下さい。最悪でも、命を
取られる訳ではないし(スケ連やジャッジには思うことが有り
過ぎますが)、どんな結果になっても、高橋選手の演技が、
表現が好きだから、ファンは止めません。
命…と書いてしまったのは、一昨日、義母が急に倒れて
緊急手術したから。夫の母で、姑ですが、サバサバして
面倒見の良い働き者で(高橋選手の母上的かも)、実の
母と同じように大事に思っています。心不全で、肺炎も
併発しているので、見通しは決して明るいとは言えない
のですが…今日の午後、面会許可が下りるので、ICUに
見舞いに行く予定です。そんなこんなでダブルショック
状態というか、眠れないので、ブログに書き込んでいます。
５０年以上生きていると「神も仏もないものか」という状況に
何度か遭遇し、不条理さも味わってきました。どんなに
祈ったって、物理的にはどうにもならないし、なるようにしか…
という、さめた自分もどこかにいます。でも、今は祈らずに
居られません。義母の回復と共に。
…どうか高橋選手が今出来る最良の演技で後悔なく、
そして何とか無事にフリーを終えられますように…