先日、大学の裏手にタンポポを見つけた。
次の春にもその幾つかが根付き、芽吹き、また花を咲かせるのだろう。
植物というものはそうやって繁殖するものなのだ。
しかし、そこでハッとした。
三大穀物として米、小麦、とうもろこしは世界中に広がっているが、
どうも「人間が生活のために普及させた」と捉えていた。
だがこう考えたらどうであろうか?
実は「穀物が繁殖のために人間を利用した」としたら?
植物が風や虫を媒介として繁殖する事は誰でも知っている真理である。
ミツバチもまさか自分達が受粉に利用されていることを意識してはおるまい。
同様に我々人間もこの巧妙な繁殖活動の一翼を担がされたのではなかろうか?
人間の舌や体を喜ばせるように育つことで子孫を残してきたのではなかろうか?
視点操作ってのはオレの得意分野なんだけど、
奇を衒うわけじゃなくて、
「こう考えたほうが面白いよ?」ってレベルの些細なことなんだ。
年を取ってまともになってしまう事への恐怖って笑えないよな