先日、ハリッとした柿をいただいた。
立派な歯が立たない種を持った柿。
小さい頃は果物を食べる時、こんな種とのお付き合いが沢山あった。
それがいつの頃からか
「種無しのぶどうだよ〜 食べやすいね〜」
「このすいかは種が少なくて食べやすいね〜」
と言う母の言葉を聞き出した。私も単純に「ホントだね〜 いいねぇ〜」などと言いながら楽しくその食物をいただいていた。
何年も。何の疑いもなく。
人がより快適に幸せに生きられるように色々な研究がされているのだなーと感心、感謝さえしていた。
でも、でもね、お料理の勉強をする中で、食べ物とカラダ、食べ物と大地、大地を作る様々なものの繋がりの事を学びいろんな事が腑におちた頃、スーパーで見かけた「種なし!」と誇らしげに書かれたポップにハッとしたんです。
この食べ物の中には、新しい生命の種が無いんだ…
それが私たちの細胞の一部になっていく。
このひとつひとつの実が人間だったら?
もし、私にこんな貼り紙がされたら?
でも、そう言う事なんだ。
私を作ってくれるいろいろなもの。
大切に考えていきたいとあらためて感じるありがたい柿でした。
○和星 にこほし / 大阪 タイマッサージ
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