とある山奥に昔ながらの古い、古い一軒家に男女がすんでいました。
ある日男は職場の女性を家に泊めてあげたいと女に相談しました。
女はためらいました。
それは以前男が浮気をしていた女性だったからです。
しかし自分の監視下にある、部屋は余っているという理由から、女は承諾しました。
そして次の日、男は女性を連れてきました。
玄関で少し待つよう女性にいい、男は一旦家の中へ入っていきました。
女と女性は玄関で二人きり。
女性は満面の笑みを浮かべ、女は怒りと悲しみが入混ざった表情をしていました。
女性はその表情でやっぱり帰った方がいいですよね。といい、踵を返しました。
女は悪いことをしたかと玄関で蹲っていると、女性は戻ってきたのです。
わたしは話がしたいので、聞いていてくれないか。
女性は誰でもいいから話し相手がほしかったのです。
女が唖然として黙っていると女性は話始めました。
今年のクリスマスの予定です。
彼氏とどこへ行って、それからどこへいってどこへ泊まる。
ずっと、ずーっとその話を女にするのです。
その間女はへぇやそうなど短い返事しかしておらず、不機嫌な態度を隠すこともしませんでした。
10分以上またされ、男がもどってきました。
お風呂の準備をしてきたので入るよう女性を促します。
そして女性はお風呂へ、女は食事の準備へと向かうのでした。
そして時間がたち、就寝の時間がやってきました。
男はさも当然の如く、女性と共に部屋へ向かいます。
女はもはや空気のようでした。
部屋の電気がきえ、女性の息遣いがきこえしばらくたったあと、女は障子のふすまを勢いよく開けました。
ビックリして固まる男と女性。
しかし女性は相変わらず満面の笑みを浮かべています。
女は2人が被っていた布団を引き剥がし、2人が裸体で並んでいる写真を何枚かとりました。
そのあと女性の三段腹をつかみデブデブデブと罵りました。
その時女は枕元に置いてある携帯電話を見つけました。
ピンクの携帯電話はもちろん男のものではありません。
女が携帯電話に手を伸ばすと、初めて女性は表情を崩しやめてと叫びました。
男もそれはやめてあげろと女性を庇います。
女は火事場の馬鹿力とでもいうようなものすごい力で、男と女性を押さえつけ、女性の彼氏に写メールを送りつけました。
女性は泣き叫び、男は女性を宥め、女は無表情で二人を見つめていました。
女性はうつ伏せで泣いていました。
女は最後の追い討ちに無言で彼女の後頭部を片手でつかみ、床に3回打ち付け、留めに少し短めの髪を思い切り引っ張り、思い切り離しました。
仕事の引き継ぎはノートに全部わかるように書いておいた。
それを読めば誰にでもできると思う。
わたしはもうあなたとは別れます。
今日はもう寝ます。
おやすみなさい。
女は女性の隣であわあわしている男に向かって、とてもとても落ち着いた声で言いました。
そしてそのままなにももたず、なにも言わず家を出ていきました。
この世の中すべてとお別れするために。
というところで目がさめました。
