スコーレ早朝研修  (演壇にて)

38

 本日、4月21日の一語一会は『新たな目標に一歩を踏み出す』として、次の文言があります。
「一つの成功は確かに一つの到達点である。しかし、成功していい気分の時ほど次なる目標を自分で探し出し、そこに向かって新たな一歩を踏み出すことが大切である。」
 確かに一つの成功体験は、自分自身に満足感を与えてくれます。そして、それに甘えて自己満足で終わってしまう事もあるのではないでしょうか。
 私には、人生の師匠と尊敬する方がおります。最初に声を掛けて頂いたのは、昨年の七月です。それから、何となくのお付き合いが始まり、親交を深める関係性へと変化しました。そして、いつの頃からか私にとりまして、人生の師匠と尊敬する存在となりました。私自身でも不思議と思える人生を歩んでおりますが、それを全て受け入れて下さるのです。誰にも相談することも、聴かせることも出来ない生き方です。師匠は納得されていないかもしれませんが、それでも、受け入れて下さるのは有難い事です。
 師匠はあるアクシデントがあり、杖を頼りに歩かなければならない状況になりました。しかしながら、少しでも足腰が良くなるようにと散歩を続けています。この度、私には、とても驚くようなことをお願いされました。早朝研修の帰り
「早朝太極拳に行きたいので、少し回り道になるけれどいいですか。」
只、驚くばかりです。杖を頼りの歩行でも、運動をすることにより、少しでも機能回復をと願う精神性の高さに感服するのみです。そこには、周囲からどのようにみられるか等の邪悪な気持ちなど存在しないのです。私も師匠の様になりたいと思いました。
 かつて、私も早朝太極拳に参加していましたが、事前のストレッチ時間があまり取れず、止めることにしたのです。全員の皆様に、止めると挨拶させて頂きました。
 今回、仕事をしている上で、動き通しではあるものの前かがみの動作が多く、背中が丸くなるような違和感が覚えたのです。そこで、背中を伸ばす事の必要性を実感し、鉄棒ぶら下がり等の運動が出来ないかなと考えました。
 近くの公園等を見に行きましたが、背丈以上の鉄棒は見つかりませんでした。そこで、休日だけでも早朝太極拳に参加し、準備運動として鉄棒ぶら下がりを実施しようと考えました。再び参加する事は、全員に止める挨拶を行いましたので、確かに、恥ずかしい気持ちがあります。しかしながら、師匠が手本を態度で示してくれました。私も師匠に見習い、精神性を高められるよう努めていきたいと思います。早朝太極拳の皆様は、笑って迎え入れて下さることでしょう。
 ありがとうございます