立ったわんわん


まだ歩けはしないが、スクッと立った。


電気治療の時に、看護婦さんが、「あっ、立った」と言った。


見ればしっかり立っているじゃないか。


僕達は歓喜した。


後日、再度面会に行った時に、先生が言っていたのは、


「立つようになったけど、足を前に出せない。それが出来ればだいぶ歩ける見込みは出てくる」


あの子は家族同然だが、敢えて言う。


動物は生きる事しか考えない。


決して諦めない。


モチベーションが違うのだ。





秋に、愛犬も泊まれるコテージに、一泊旅行に行く計画を立てた。


懸賞が当たればだけどね。


でも、そんなことを考え、楽しむことが出来るようになってきたのだ煜




手術をした。


手術から、三週間ほど経過した。


取り除いた原因となっていたヘルニアを見せてもらった。


米粒にも満たない大きさのものだった。


後肢に麻痺があり、全く動かなかったのだが、たったこれだけのものが、我が愛犬の自由を奪っていたのだ。



しかし、術後のリハビリ(電気やプールでの歩行訓練)により、若干回復傾向にあるらしい。


あるらしい、というか、リハビリの様子を見た。


良くなっている。


最悪でも、三本足で歩けるようになれば、日常生活がリハビリになり、時間はかかっても更に歩けるようになる見込みが出てくるようだ。


車で1時間。


週に3~4回見舞いに行っているが、何回でも通うよ。


しっかりリハビリして戻って来い。





因みに、リハビリ頑張ればジャーキーが貰えるらしい。


ご飯もしっかり食べてるらしい。


僕らが見舞ってる最中も、看護婦さんが通れば、気もそぞろ…わんわん



そんなとこも可愛いんだよねドキドキ





夢を見た。



愛犬が歩けるようになった夢だ。



歩けていた時の夢じゃない。



間違いなく、歩けるようになった夢だ。



愛犬の犬種はフレンチブルドック。


短い尻尾を小意気にフリフリ歩いてる。




昨日、CT検査を実施した。



背骨の2番目から5番目ぐらいまでが、造影剤の写りが悪いとのこと。



2番目は炎症を起こし腫れているが、それよりはそれ以降に問題がありそうならしい。



場合によって、ヘルニアではなく、脊髄軟化症の発症も有り得るとのことだ。


発症すれば早ければ一週間、個体差があるので一ヶ月などで命を落とすことも有り得る。

軟化症を発症してれば、そもそも手術は無効であり、見守るしかない。



今後は、軟化症の発症がないか見極めるため、木曜日いっぱいまで様子をみるとのことだ。

その間、炎症を抑える点滴をするとのこと。



1番良いパターンでは、炎症が引いたら歩けるようになる。軟化症以外で悪いのは麻痺が残る。



先生曰く。手術して、絶対歩けるようになるとも言えないが、絶対歩けないままだとも言えない。



妻が見舞いに行った時、先生に言われたのは「元気に沢山食べる子ですね」



これまでも、そうだった。


何があっても食欲だけは旺盛だった。

それに、愛おしさを感じていた。

今回もそうだ。



心に小さな灯がともった。



あの子は諦めない。



もちろん、不安だろう。
自身に起きたことを理解していないだろう。


でも、決して諦めないのだ。



見舞いのとき、体を寄せてきたと言う。



ただただ、僕らの迎えを待っているのだ。




今朝、仕事の都合でいつもよりだいぶ早く出勤した。



この時期、朝5時ともなると陽が昇る。



小さな灯も集まれば太陽となり、明るく世の中を照らし、エネルギーを与えてくれる。



この灯を決して消すことなく保ち、明るい明日を照らす太陽に。。。