こんにちは。
【保険のプロ】については、こんな話があります。
節税対策を得意とし、多数の顧客を抱えていた、生命保険営業歴20年の男性。
彼は、自分でも【保険のプロ】だと思っていたし、仲間にも【保険のプロ】だと思われていた。
だが、ある時彼の顧客が亡くなった。
その時、彼は全く顧客とその家族の支えになることができなかった。
なぜか。
それは、彼が生命保険を知らなかったから。
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顧客は当時57歳の男性。
小さな会社を経営しており、家族と幸せに暮らしていた。
55歳のとき、節税対策に生命保険に加入し、父親がガンで死亡していたことから、ガン保険にも加入した。
57歳になり、人間ドックでガンが見つかった。
幸いにして、早期のガンとのことであったが、本人はひどく気落ちし、ぼーっとしていることも多くなった。
営業担当の彼は励ました。
「がん一時金が500万円おりるので、仕事は休んで治療に専念しましょう!」と。
顧客はなんとか乗り切れると思った。
しかし、入金されたのは100万円だった。
そう、彼の保険は「上皮内ガンの場合は、一時金の金額500万円×20%」というものだったのだ。
顧客はますます沈みがちになった。
仕事できないと、お金が入ってこない。
そうなると会社はどうしようもない。
また、自分も父親と同じ結末に行きつくのかと思うと、怖くて寝れなくなった。
そして、重度のうつ病になった。
その後、自殺した。
遺書はなかった。
顧客の家族は営業担当の彼に訊いた。
節税対策で加入した保険金が役立つ、そう思った。
「保険金はおりますよね?会社立て直せますよね?」
営業担当の彼は言った。
「自殺は免責となりますので、保険金はおりません」と。
会社は解散することにした。
2年後、家族は知ることになる。
“精神疾患による自殺であれば、保険金が支払いとなることもある”ということを。
今お金を受け取っても、もう会社は無い。
帰ってこない。
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営業担当の彼は【保険のプロ】ではなく、【節税のプロ】【販売のプロ】だったのだ。