今年83歳になるウチのじーさんは、毎朝4時くらいから起きている晴れ

朝の日課は、新聞を読んで庭の植物に水をやり、水槽のメダカに餌をあげるクローバークローバー

今日のじーさんは昼前からウトウトしている

いつもより少し元気のないじーさん…

じーさんがボソッと呟いた。

『今日は1時から起きてるから、ちょっとだけ眠いわ』

じーさん…あんた!最高だぜっグッド!


そんなじーさんは『プリズンブレイク』を全シリーズ欠かさず見ているのだが…

じーさん!2歳のひ孫に真剣に内容を説明するのはヤメてくれあせる
カントリー・ロード
 この道 ずっとゆけば
 あの街に 続いてる
 気がする カントリー・ロード音符

少年の頃歩いた田舎道

思い出すのは、7歳くらいの記憶

母親と歩いた…あの川沿いの道

ずっと昔のことなのに、いつまでも忘れない。

少年だった私はカミキリムシを捕まえたんだけど…母さんがそれを逃がしてしまった。
私は母さんをこれでもかってくらい責めたんだと思う。

その日は泣きながら寝たのかな?

次の日、夕方まで仕事だった母さんは帰ってくると『虫取りに行こう!』って私の手を引っ張って…その田舎道を歩いた。

いつもなら夕飯前で家に居ないといけない時間なのに…母さんは何も気にせず、私を連れて行ってくれた。

結局、カミキリムシは採れなかったけど、その日は母さんと色んな話をした。

帰ってきてからも、父さんや姉さんに自慢話のようにしゃべり続けた。

母さんはその横でずっと微笑みながら相槌をうってくれていた。

優しかった母さん…




そんな母さんは今…隣の部屋で『志村けんのだいじょ~ぶだぁ』を見ながらバカ笑いしている

母ちゃん、まだまだ元気でいろよ!
我が家は家庭内分煙、

タバコが吸えるのはトイレと僕の書斎。

書斎と言っても4畳半の和室に本棚があり、収まりきらない本が棚の上に山積みにされているだけ…。

僕も妻もタバコを吸う。

ある日、妻が書斎でタバコを吸っていた時に一人でいる安心感からか、オナラをしたらしい…。

すると、その7秒後に本の山が崩れ落ちてきたそうな、

ア然とした妻、でもそれがおかしくて、僕に話したくて、でも恥ずかしくて…。

2日間悩んだ末に打ち明けてきた。



そんな妻が可愛い、僕はギュッと抱きしめた。