ボランティア先医療機関の成人病棟より、ご依頼頂きました。
車椅子の背面に取り付ける大きなポケット。
外来や検査への移動時にはA4ファイルや箱ティッシュ…
浴室への移動には着替え…
などなど。
付属のポケットでは入りきらない大きめサイズの荷物を、たっぷり収納することができたら便利ですよね。
ハンドルにかけるだけではポケットが揺れ動いてタイヤに接触してしまうので、ポケットの下端部分を車椅子のフレームに固定しました。
装着したまま、折りたたむ事ができます!
◎できあがりサイズ◎
縦42cm+ストラップ9cm
横41cm
⚠️お持ちの車椅子背面のサイズを確認して、製作してくださいね。
【用意するもの】
生地
・48cm×45cm (1枚)…A
・41cm×45cm (1枚)…B
・25cm×8cm (2枚)…ストラップ用
マジックテープ10cm
※折り目にアイロンを使うと、縫う時に楽です。
生地について
底部分を袋縫いで仕上げているので縫い代に厚みが出ます。家庭用ミシン(普通のミシン)をお使いの方は、オックスや薄手のキャンパス地程度がオススメです。
【作り方】
①ストラップ(持ち手?)用の紐を作ります。
左右1cmずつ折り、さらに二つ折りにします。
(アイロンを使用しました)
両端2〜3mmのところを縫います。
→幅3cm長さ25cmの紐ができました。
②A生地の上部を三つ折りにします。
生地を裏返し、上から1cm、さらに折ったところから3cmのところでもう一度折り、三つ折りにします。
③三つ折り部分にストラップ用の紐を差し込みます。
A生地の端から3cmあけたところに、紐の先を1cm分差し込み、まち針でとめます。
④三つ折り部分を縫います。
⑤ストラップ用の紐を半分に折り、さらに上へ出るように折り返して、三つ折り部分にしっかりと縫って固定します。
※重い荷物を入れると、ほつれてきやすいところです!
⑥B生地の上部も同じように、1cm→3cmで三つ折りにして縫います。
(ストラップ用の紐はありません)
⑦ポケットの底を袋縫いします。
A生地の上にB生地を重ね、下から1cmのところを縫って、縫い代を5mm程度カットします。
B生地を手前に開き、しっかりと折り目をつけてA生地の裏側へ返します。
底から1cmのところを縫います。
B生地を開き、A生地の上へ重なるように戻します。
→底部分の袋縫いが完成しました。
⑧マジックテープを縦半分にカットします。
⑨ポケットの両端を三つ折りにして仕上げます。
A・B生地重ねて1cm・1cmの三つ折りにします。
マジックテープは両方とも面を上向きにして、チクチク面の上にフワフワ面を重ね、ポケットの底から1cmくらいあけて三つ折り部分に差し込みます。
※底は袋縫いで生地が厚くなっているので、その部分を避けてマジックテープを差し込みます。
生地が重なっている部分は厚みがあるので、ミシンによっては縫いにくいかもしれません…
その場合は、手動で1針1針ゆっくりと進めてみてください。
※ミシン右に付いているプーリー(丸いの)を手前に回すと、1針1針ゆっくり進みます。
反対側も同様です。
☆☆☆できあがり☆☆☆
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NICO.LAB☺︎でご紹介する作り方・リメイク法は、あくまでも洋裁素人が考えた簡単な方法です。
その点をご理解頂き、参考にして頂ければ嬉しいです。
それぞれに合った医ケアグッズが完成しますように(*^-^*)
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