新社会人生活は入社前の1週間の地獄の合宿からスタートすることになりました。
運送会社だったからでしょうか??
社歌、社是の声出しから始まり、まるで軍隊に入隊したかのような合宿です。
(匍匐(ほふく)前進はありませんでしたが 笑)
最終日にテストがあり部屋へ入室する所作から決められた通り、人事の方の前で全力で社歌を歌ういうものでした。
全力でやらないと不合格になります。
たしか3回くらいで漸く合格したと思います。
合宿のことはあまり思い出せないほどストレスマックスでした
これになんの意味あるの???
正解がわからないまま自分を殺してやり過ごしました。
そして最終日の夜には飲み会です。
未成年者もいるのに人事部長は飲ませるの?
本当に理解不能でした。社会ってこうなの?
頭に疑問を抱きながら、いよいよオフィス勤務が始まります。
(よかった点はこの地獄を乗り越えられたという自信でしょうか)
私に業務を教えてくださった先輩はガラガラ声(タバコと酒のせい?)の元ヤンキーみたいな女性で自分のことを名前で呼びます。
そして、係長を”じい”と呼んでいました。
新入社員の私もびっくり!
ただ、仕事の方はとても優しく教えてくださいました。
入社して3ヶ月経った頃でしょうか。
予想もつかない出来事が起きます。
別の先輩女性社員からなぞのセクハラを受けることに
私は多くの違和感を感じながら、3ヶ月に1回は風邪をひきながら必死に仕事をしていました。
早くここから抜け出したい・・・・
そんな中、大学時代のアルバイト先の社員の方から連絡が入ります。
退職するので後任として働きませんか???
え・・・?????
実は生粋のサッカーファンでして卒業論文のテーマはでJリーグと地域振興についてでした。
調べていくと、Jリーグは地域の方を幸せにする素晴らしい事業であることを知り、このような仕事に私も携わりたいと強く思っていました。
そしてボランティア募集に応募したら、たまたまご縁をいただいて大学3年生頃から卒業するまでファンクラブでアルバイトさせてもらっていました。
(行動したらすぐ願いが叶いました!この時の引き寄せのスピードはめちゃ早かった!)
就職かバイトをそのまま続けるか進路を迷った結果、一旦は社会に出てみようと思い就職を選んでいました。
宇宙さんはなんというタイミングでしょうか
まさに会社を辞めたいと思っていた矢先に念願のJリーグに関わる仕事へのオファー!!
受けないわけがない!!
ただ、この状況を冷静に考える自分もいました。
新卒で入った会社を数ヶ月で退職していいの?
給与が減少するけどいいの?
将来性は?
(社会の常識、こうあるべきという固定概念が染み込んでいました)
一番初めに相談するのは母です。
母は賛成してくれました。
そしてS先生に相談してみたら?とアドバイスをくれました。
そこで私は就職活動でお世話になったS先生に相談することにします。
S先生は自分の意見を押し付けることは絶対にしません。
まずは私の話を親身になって聴いてくださり、様々な角度からのお話をしてくださいました。
そして最後は自分で決めることだねと背中を押してくれます
S先生のお陰で自分の考えを整理することができ、夢だったサッカー業界へ転職することを決めます。
(100%味方でニュートラルな視点を持っている方に相談することが大切だと感じました!)
そして、サッカー業界での仕事がスタートします。
初めて本当に仕事をする感覚でした。(運送会社の時はよくわからず作業していただけ)
いろいろな苦労もありましたが、それ以上の学びとやりがい、楽しさを感じる時間でした。
情熱を持って仕事をされる方が多く、働くことの喜びと厳しさを経験しました。
夢だった憧れの仕事をしつつ、充実してはいたものの、激務で人生の時間を仕事が占め、仕事だけが人生ではないのでは?と感じ始めていました。
若かった私は自分のキャパを把握しておらず激務をこなし、プライベート(恋愛)も充実させようとしていた矢先に体調を崩します。
体調を崩すと心にも余裕がなくなり、柔軟な考え方ができず視野が狭くなっていきます。
体調、仕事、恋愛 どれを優先するか。
答えは決まっていました。
(なぜか1つに絞らないといけないと思い込んでいた!)
このまま仕事を続けることが難しいと判断し、退職する決意をします。
何よりも大好きなチームの会社のお荷物になりたくなかった。
周囲へ体調不良を伝えることの恥ずかしさ、迷惑をかけることへの罪悪感。
体調管理ができていない自分を責める自分、激務から解放される安堵感と仕事を失う先の見えない不安。
さまざまな感情が湧いてきました。
プライベートではお付き合いしていた方がいたものの、自分とは合わないと分かっていながらも付き合いを続けたい自分がいました。
仕事だけで恋愛は失いたくなかった。
何もなくなってしまう自分になる勇気がなかった。(無価値感がすごかった!)
しばらくのんびり過ごした甲斐もあり、体調が回復します。
そして興味のあった職種へ進むことを決め、資格取得に向け学校に通い始めました。
3ヶ月後には無事に試験に合格し、就職先もすぐに決まりました。
つづく